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Googleの新OS「Fuchsia(Andromeda)」

錦です。 以前から、AndroidとChromeOSが統合されると申していますが、そのUIが公表されました。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=_7rRK4S9uk0&w=560&h=315]

YouTubeにあげられたこの動画には、FuchsiaのUIが述べられています。

どうなっている?

ホーム画面は縦スクロールの一覧で、起動中のアプリやタスクがすべて「STORY」っていうカードになって表示されています。下に行くほど最近開いたアプリに近づいていきます。一番下でGoogle Nowみたいなアシスタントを開いて「Fuchsiaのキーボードはもう少し改善が要るね」とか入力すると(動画1:08~)、サジェストがどんどん上がっていく、というそれだけのデモですけど、雰囲気はわかりますよね。ちなみにこのキーボードはAndroidではなく、Fuchsiaのカスタムキーボードです。

Ars Technicaによると、画面分割はアプリAを同時に開きたいアプリBの上にドラッグ&ドロップするだけで完了です。これは縦や横に半々、縦や横に3等分、縦に半々にして右側を横3等分、全画面を重ねてタブで切り替え、な~んてことができます。また、調子に乗ってあちこちドラッグしているうちにクラッシュして一覧に戻ると、まとめたものはまとめたままになっているので便利だ、とArsは紹介していますよ。

このUIは「Armadillo(アルマジロ)」という名前で、FuchsiaのデフォルトのシステムUIです。GoogleのFlutter SDKで書かれています。FlutterはAndroidiOSとFuchsiaで走るクロスプラットフォームのコードを書くときに使うSDKなので、ArmadilloでコンパイルすればAndroid端末でも走る、ということになります。

上の動画でKyleさんがやっているのはまさにそれで、FuchsiaのシステムUIをダウンロードしてAndroid APKにコンパイルし、Android端末にインストールしたら意外と面白かったので、手順をHotFixItに公開した、ということです。興味のある方は、FuchsiaのソースコードにあるReadMeで現況と基本情報が読めますよ~。

コードベースは、MagentaにLinuxにさよなら

Fushsiaは、AndroidやChromeOSとは違いLinuxベースではなく、Google独自のマイクロカーネル「Magenta」でかかれています。 本当にAndroidとChromeOSがFuchsiaに全面交代になるかどうかは「?」ですが、GoogleのFuchsia担当開発者のTravis GeiselbrechtさんはFuchsia専用IRCチャットで「趣味でも、20%の余暇プロジェクトでも、葬り去られたプロジェクトでもない」と言っていたそうですよ。

デスクトップOSとモバイルOSの統合はちょくちょく聞きますが、、、Googleが一番進んでいますね。

Source:GIZMODO