山龍ですー!
火曜日のAppleスペシャルイベントで発表された新型iPadPro。現行のiOSデバイスとしては最新ですが、今回注目するのは「端子」。
iPhone5登場以降、iPhoneやiPad、iPodTouchにはLightningポートが搭載され、充電・同期・有線データ送受信にはLightningケーブルもしくは、変換アダプタが必要でした。
iOS7以降、Lightningの利用には専用のチップが必要なっています。そのチップはAppleしか供給していません。
つまり、サードパーティのアクセサリ(Lightning)を作成するときは、Appleからチップを供給する必要があります。したがって、Apple以外の企業がLightningアクセサリを販売するときは、コストがかかる=アクセサリが高い。というわけです。
で、Appleはそのチップからも収益をあげられる。つまり、AppleはLightningを採用し続けるのは、たとえ純正のアクセサリを買わなくとも、他社製アクセサリをユーザーが購入したとしても収益がAppleに入るという利点が存在し続けるというわけです。
しかし、iPadPro第三世代では、USB TypeCが採用されています。
LightningとUSB TypeCの共通点と相違点をまとめておきます。
共通点
上下関係ない
USB TypeCもLightningも上下関係なくささります。しかし、USB TypeAやMicroUSBは上下さかさまだと刺さりません。
高速
高速。ともに転送速度は速いです。しかし、USB TypeCのほうが早いというのが現状です。というか、Lightningも高速化されてるんだろうけどもわかりにくい。
相違点
ピンの数
こちらはUSBの規格によって異なりますが、USB TypeCのほうがピンの数が多い=USB Cのほうが早い。
特に、USB TypeCはThunderbolt3の仕様を一部踏襲しているものもあるため、早いです。
次のiPhoneには
問題は、AppleがLightningを廃止するかどうか。
そもそも、iPadProにUSB Cが採用された背景には、4Kの出力があげられます。iPhoneでそれをするかどうかといわれると、別に要らない機能でもあるような気がします。特にiOSデバイスで唯一ProがつくiPadPro。iPadPro限定の使用のような気もしますが、ただ、AppleはIntelとともにThunderboltを持っているので、互換を持つUSB TypeCに乗り換えるという可能性もあります。
Lightningが採用されて6年目の今、変わるとしたらUSB TypeCなんでしょうね。