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RTX 2000シリーズにSUPERが登場!RTX 2060 SUPER/RTX 2070 SUPER/RTX 2080 SUPERが登場

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錦です。

NVIDIAは、RTX 2000シリーズのうち、RTX 2060/2070/2080の性能や仕様をアップグレードしたSUPERシリーズを発表しました。

SUPER

NVIDIAは5月にSUPERに関するティザービデオをTwitter等で公開しており、それが何なのかずっと議論されていました(割と新GPUなのは予想されていましたが)。

このSUPERシリーズは、今週末に発売される、AMDRadeon RX 5700/5700 XTの対抗馬として注目されています。特に、RX 5700XTが照準を合わせているRTX 2070 SUPERに注目があります。今回アップグレードされたのは、CUDAコア数・クロック・メモリなどほぼ全般ですが、コア自体はSUPERがつかないものと同じになっており、アーキテクチャもTuringアーキテクチャです。また、PCIe 4.0には対応せず、あくまで内部性能をアップグレードしたものになります。

RTX 2080 SUPER

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RTX 2080 SUPERの仕様と既存GPUAMDの対抗馬の比較

RTX 2080 SUPERは、CUDAコア数が増加し、クロック等もそれに合わせた仕様になります。性能も、RTX 2080の10TFLOPSから11TFLOPSにアップしており、メモリ速度・帯域幅も増加しています。

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ゲームのフレームレートの比較(GTX 1080とGTX 1080Ti)

単純な性能は、GTX 1080Tiを上回り、ゲームによっては、最大3倍近くのフレームレートの差があります。メモリは、AMD対抗馬のRadeon VIIとは違い、RTX 2080から引き続きGDDR6 8GBになります。

RTX 2070 SUPER

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RTX 2070 SUPERの仕様と既存GPUAMDの対抗馬の比較

今回一番の注目株、RTX 2070 SUPER。Radeon RX 5700XTとの比較になります。RTX 2070 SUPERもRTX 2080 SUPER同様、CUDAコアの増加・クロックアップ・メモリ性能の向上になります。性能も、7.5TFLOPSから9TFLOPSに向上しています。クロックに関しては、流石に5700XTの1980MHzには及ばないものの、その点は単純に性能比較できないので、実物が出てこないとどうとも言えませんね。ただ、同価格帯で5700XTが10TFLOPSを超えてるのに対して9TFLOPSなのは微妙ですね。

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単純な性能は、GTX 1080を上回ります。単純にここまで性能がいいとコスパが良いように感じます。また。NV LinkによるマルチGPUにも対応しています。

RTX 2060

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RTX 2060 SUPERの仕様と既存GPUAMDの対抗馬の比較

RTX 2060は、CUDAコア・クロックが向上しているだけでなく、メモリ性能はもちろん、メモリ容量が向上し、インターフェイスもRTX 2070同様になっています。これにより、4Kなどの処理もわりかしスムーズに行けると思うので、コスパがこの中ではコスパ最強になりそうかな。

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ゲームのフレームレートの比較(GTX 1070とGTX 1060)

単純な性能は、GTX 1070は愚か、1080に匹敵します。とくに、メモリ容量増加により、4K/5Kもしくはそれ以上の高解像度での作業の処理も問題なく行えるかと。

まとめて

今回、AMD RDNAの対抗馬となってしまうSUPERシリーズですが、順当にコスパが良くなっています。特に、RTX 2060では、メモリの増強などでもはやRTX 2070レベルの性能を持ちます。

市場予想価格価格は以下のとおりです。

  • RTX 2080 SUPER 699ドル(約7万5千円)
  • RTX 2070 SUPER 499ドル(約5万4千円)
  • RTX 2060 SUPER 399ドル(約4万3千円)

これにより、RTX 2070/2080の販売は終了します。RTX 2060に関しては販売が継続されます。また、RTX 2060/2080 Tiは以下の価格に据え置きになります。

  • RTX 2080 Ti 999ドル(約11万円)
  • RTX 2080 Ti FE 1199ドル(約13万円)
  • RTX 2060 349ドル(約3万7千円)

RTX 2060 SUPER対抗馬のAMD Radeon RX 5700が379ドル、RTX 2070の対抗馬 AMD Radeon RX 5700XTが449ドルと、若干AMDのほうがコスパはいいです。ただ、NVIDIAの信頼性・機能に関しては、価格に見合ったところがあるので、AMDとの競争・機能とのコストを見ると十分すぎるコスパになっています。

また、NVIDIAはFRAME VIEWというフレームレート・平均消費電力などを計測できるベンチマークツールを投入することも明らかにしています。同ツールでは、以下のベンチを計測することができます。

  • ゲームプレイ時のフレームレート
  • GPUの消費電力
  • ある一定期間のフレームレートの取得

これらの結果をExcelデータとして書き出すこともできます。

RTX SUPERシリーズの投入は7月9日から、AMDRadeon RX 5700シリーズは7日に発売されます。余談ですが、第3世代Ryzenも7日発売です。

以下、NVIDIAの製品紹介ページ等