米部品も使用の疑い

情報筋によると、Huaweiは、中国国営企業である Panda International Information Technologyとともに、2008年から少なくとも8年間に渡って、北朝鮮の3Gネットワーク計画に関わっていたとしています。そのうち、Huaweiは、インフラ、ネットワーク管理システム、データ暗号化機能などを提供したとされています。

Huaweiは、インフラ製品などの部品で米国製の部品を使っていると見られ、これが事実であるならば、米国の輸出規制にい違反する可能性があります。

同メディアに情報を提供した匿名希望の情報筋は、北朝鮮は一般人の国内及び国際電話のすべてを傍受・監視していたと語っています。

Huaweiは、現在北朝鮮でビジネスを行っていないとコメントしていますが、過去に北朝鮮で事業を行ったかについてはコメントしなかったとのことです。

米・Reuterによると、米トランプ大統領は、記者会見でこの報道についての質問を問いかけられたとき「調査する必要がある」と答えました。

米中関係に再び暗雲

米中関係について、5月にHuaweiとその関連企業がエンティティリスト（輸出規制リスト）に追加されて以降、もとより続いていた米中貿易戦争がひどくなりました。先月末にG20にて行われた米中首脳会談で、トランプ大統領は、緩和する姿勢を見せましたが、今回のこの報道がこの米中関係に再び暗雲がかかったことには間違いないようです。