錦です。
OC3Dによると、Intelが来月にCore i9-9900KSと新型CoreX(Cascade Lake-X)を発売すると発表しました。
i9-9900KS
i9-9900KSは、第9世代Coreの最上位モデル Core i9-9900Kのさらに上位のモデルになる限定モデルで、OCなしの9900Kではシングルクロックでしか達することの出来ない5.0GHzを、全コアブーストで5.0GHzに達せさせることができます(9900Kの全コアブーストは4.7GHz)。
一応、仕様的には、ベースクロックが4.0GHz(9900Kは3.6GHz)で、8コア16スレッドとなるようです。
8コア4.0-5.0GHzと聞くと、FX9590を思い浮かべるのは私だけでしょうか。
マザーボードによっては、全コアブーストのクロックをベースクロックのクロックとして扱うことがあるので、それらの場合では5.0GHzがベースクロックとして使えます。
9900KSがどのようにして5.0GHzに達したのかについて、Intelは技術の情報を公開していませんが、どうやら、オーバークロックのポテンシャルを利用したものになると見られています。
i9-9900KSの登場により、Coffee Lake Refresh内の最上位モデルが、Xeon E-2288Gからi9-9900KSとなります(9900KはあくまでCoreの中での最上位モデル)。
ソケットやチップセットやサポート情報は変わらずと見られますが、TDPなどの変更が懸念される仕様についても今後明らかになると見られます。
Core X
第10世代Core Xは、元はデータセンター向けで、現在はXeon Wのワークステーション向けCPUにも採用されているCascade Lakeのカスタム「Cascade Lake-X」シリーズとなっています。
コア数展開は実質的に変わらず、8/10/12/14/16/18コア、HyperThreadingの採用により、スレッド数はコア数の2倍 16/20/24/28/32/36スレッドの展開になります。
最上位モデル 9980XEの後継は、10980XEとなると見られていますが、ブーストクロックの向上や、クロックの向上があると見られます。ドル毎の性能は1.74-2.09倍向上すると報じられています。
7000Xシリーズと9000シリーズでは、Skylakeが採用されてきましたが、10000シリーズではCascade Lakeとなり、コアがデータセンターベースとなるため、実質的な性能や安定性は向上すると見られます。
ダイの形も大きく変わるとされ、18コア展開が真であれば、10コアのLow Core Countと、18コアのHigh Core Countがベースになると見られます。