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第10世代Core X発表!コスパがThreadripperレベルに 最大18コア/4.8GHz TB

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錦です。

Intelは、第10世代となる新型Core Xシリーズを発表しました。

Core X

Core Xは、Core系の中で最上位のモデルで、メインストリームとは違い、性能や環境がかなりハイエンドなCPUシリーズです。

第10世代

第10世代Core Xは開発コード「Cascade Lake-X」で開発されたCPUになります。

Cascade LakeはXeonワークステーション向けとしても使用されていた開発コードで、Xeonの技術が流用されているようです。

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最大コア数は変わらず18コア36スレッド。クロックに関しては、ベースクロックが3-3.7GHz、シングルブースト時4.5-4.6GHzに達しますが、Turbo Boost 3.0を利用した場合、シングルで10900Xでは4.7GHz、それ以外では4.8GHzに達します。

プロセスルールは14nmプロセスルール。ただ、前世代とは違い、Core系出身のSkylakeではなく、Xeon出身のCascade Lakeであることから、数値だけで見ると大きな差は見られませんが、内部仕様はかなり改善されている模様です。全モデルアンロック仕様で、オーバークロックに対応します。

メモリは4チャンネルのDDR4-2933。基本動作クロックが2666MHzから2933MHzに上がっているというのも進化した点ですね。3200MHzにはならなかったみたい。最大メモリ容量も倍に増えて256GB。最大構成で128GB×2か64GB×4。PCIe はGen 3のサポートで最大72レーンです。

深層学習向けのDeep Learning Boostに対応する他、Thunderbolt 3(USB4)、Wi-Fi 6(802.11 ac)、Intelの2.5Gbit Ethernetコントローラに対応するなどのハイエンド仕様でもあります。

半額

そして今回驚きなのが、価格が半額になったことです。これまでCoreXはハイエンド・他コアでExtream Editionの通り、性能もExtreamでしたが、最上位の9980XEは1979ドル(20万円超え)と価格もExtreamでした。しかし、今回、9980XEの後継 10980XEは、979ドルと1000ドルも値下げしました。半額以下です。

これまで、コスパではAMDにボロ負けしていたIntelですが、今回 Core Xの対抗馬 Threadripper とほぼ同水準まで価格が落ち着いたことにより、第2世代Threadripperはもちろん、来月登場の第3世代Threadripperとも価格面で互角の戦いを見せてくれそうです。

Source:PC Watch