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NVIDIAの次世代GPUシリーズ「Ampere」は来年登場か

錦です。

GPUの話題というと最近は、ローエンド・ミドルレンジのGPUの話しか登場していませんでした。次はハイエンドのお話です。

次世代Ampereは2020年上半期に

WCCF Techによると、NVIDIAはTuring世代の次の世代のコア「Ampere」を2020年上半期にもローンチすると報じています。

現在、NIVIDIAが展開しているGeForce RTX 20シリーズと、GTX 16シリーズは、昨年登場したTuringコアがベースにとなっています。Turingコアは、前世代Pascalから大幅に進化しており、レイトレーシング人工知能関係の性能が格段に上がっています。

プロセスルール

そして、CPU同様、7nmプロセスルールの波がGPUにもやってきています。CES 2019では、AMDが世界初の7nmプロセスで製造されたdGPU「Radeon VII」を、それについでCOMPUTEX TAIPEI 2019とE3 2019で同様7nmプロセスルールで製造される「Radeon RX 5700/5700XT」を発売しています。

現在、7nmプロセスの主流はスマートフォン・モバイル市場ですが、AMDの微細化や、Qualcommの躍進などもあり、その流れはデスクトップ市場にも流れており、AMDは7nmで製造される第3世代Ryzenを順次投入しています。

そんななかで、NVIDIAもこの7nmプロセスルールの流れに乗る形になると見られています。現在、Turingコアは12nmプロセスルールで製造されています。

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以前、日韓関係が悪化して影響が出る企業を取り上げた記事で触れましたが、NVIDIAはこの7nm移行について、AMDAppleのように台湾・TSMCではなく、韓国・Samsungで製造することを望んでいるようです。理由は、7nm EUVの技術において、SamsungTSMCより進んでいることなどが挙げられます。もしかしたら、AMD Ryzenの製造と、Apple A13の製造、Snapdragonなど世界のほぼすべてのモバイル向けSoCを製造しているTSMCのキャパがオーバーしている可能性もあります。

期待

それ以外の詳しいことはわかっていませんが、性能の向上はまず期待でき、単純にゲーム性能・演算性能が上がっているだろうと予想します。機能面では、PCIe Gen4への対応でしょうか。レイトレも1080p30fpsを超えるレイトレにも期待。

なぜか、技術面だけで見ればAMDが先行していますね。