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AMDの次期マイクロアーキテクチャ「Zen 3」のIPCは最大8%上昇する模様

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錦です。

AMDが、次期EPYCの情報を少しずつ明らかにしています。

IPCは8%上昇

Zen 2の登場でAMD CPUの特徴はIPCの高さになりました。Zen/Zen +から15%上昇したIPC(クロック当たりの性能)ですが、Zen 2から次期マイクロアーキテクチャZen 3にかけても5-8%上昇するとのこと。

15%からの向上よりかは若干見劣りしますが、それでも相当高いです。もちろんクロックも上がるとしており、サンプル品ではZen 2よりも100MHz-200MHz高く動作できたようです。今の一番高い値はたしか4.7GHzですから4.9GHzですか。単純に考えて。

AM4最後

Ryzenは2017年に登場後3世代ソケットが変わらず、かつチップセットに互換があったため、CPUを置き換えるメンテナンスが容易でした。しかし、DDR5への対応などからAM4 ソケットはこのZen 3世代で終了します。

Zen 3

Zen 3は、Zen 2に次ぐマイクロアーキテクチャで、第4世代 Ryzen/第3世代 EPYC/第4世代 Ryzen Threadripperに採用されると見られるものです。TSMC 7nm+プロセスルールで製造されるとのこと。多分、Apple A14よりもこの第4世代Ryzenが先行するから、初めてTSMCの7nm+を採用する製品になるかと。しかし、市場で7nm+を先行するのはNVIDIAが採用するSamsung 7nm+だと見られていますが。CPUとしては初?

登場はやはり2020年になります。

個人的な感想を言えば、Zen 2でIntelに圧勝しているまま、そのまま勝ち抜くんだなと言う感想があります。IntelにもComet Lake-Sという製品群が残っていますが、14nmでどうもクロックの向上とコア数の増加しか取り柄が。コアもSkylakeのままと見られていますしね。ただ、AMDにはモバイル分野では頑張って欲しいと思います。いまモバイル分野は完全にIntelが独占していますから、QualcommAMDに頑張ってもらって、Intelにもっと刺激を!!

とか言う私はただたんに、Intel世代から AMD世代に変わるっている刺激がほしいだけですが(AMDのCPUがでたらiGPUの性能はよくなるよね)。