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次々期Windows 10大型アップデート「20H1」(1909の次)は12月にもRTMに到達か 春と秋というアップデートサイクルが変更になるとの情報も

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錦です。

Windows Centralによると、現在 来月リリースの「November 2019 Update」と並行してテストが行われている20H1ですが、今年12月にもRTMに到達する事がわかりました。

20H1

20H1は、Windows 10 November 2019 Updateの次の大型アップデート(機能更新プログラム)になるバージョンです。20H1は1909は愚か、1903(May 2019 Update)が正式にリリースとなる前の今年2月から定員が設定されているSkip Aheadリング向けにテストが行われており、現在はFastリング向けにテストが行われています。

20H1というバージョンから、2020年春になると見られていたこのバージョンですが、どうやら年内にRTM*1は登場するようです。

新機能としては、以下のような感じです。

  • セーフモードでもPINでサインインできるように
  • WSLが改善
  • 起動時に自動でUWPアプリが前回の状態で起動するように設定ができるように
  • Cortanaウィンドウが移動するように
  • その他多数

サイクル

現在、Windows 10はWindows as a Serviceのポリシーに沿い、年2回の機能更新プログラム(大型アップデート)を提供しています。これらを適用し続けることで半永久的にWindowsのサポートを受けることができます。

そして、この年に2回というのは原則 春(3月)と秋(9月)というサイクルで提供されています。ただ、Micorosftのもう一つの主力製品 Azureに関しては原則 夏(6月)と冬(12月)になっており、今後Windowsもこれに合わせて行くものだとのこと。

November 2019 Updateがフルビルドアップデートではなく、小規模なアップデートであるのは、このサイクル変更時に生じるズレを修正するためのものであると見られます。

ただ、20H1は12月中旬にもRTMに達する見込みですが、アップデートの一般向けのリリースが3月と9月のサイクルから変更されるのかどうかは実際のところ不明で、RTM後にInsider ProgramのSlowリングやRelease Previewリングでより広範囲なテストを行い、これまで通り春と秋に一般向けへリリースし続ける可能性もあるとのこと。


正直、RTMに達してあと3ヶ月リリースが待たれるか、1ヶ月後くらいかって話なんですがね。

テストの開始が早かったのは「更新箇所がとてつもなく多い」というのと「サイクルが変更されるから」という理由だったということ。Chromium版のEdgeがすでに完成形であり20H1のリリース次期と見られていた2020年春よりも前に登場するという情報に、Windowsとともにアプデされるんじゃないのか?と疑問に思っていた方は多分 20H1自体が早くなるとなると割と腑に落ちる感じにはなったのかと思います。実際のところは12月にならないとわからないということみたいです。

*1:Release To Manufacturingの略 正式ビルドとして最終工程に入ったバージョン