錦です。
Appleは、Macというパソコンシリーズを展開しています。おそらく、日本人のMacに対するイメージとしてMacというのは「憧れ」や「何かを作る人の為のもの」というイメージとともに「高い」というイメージがあると思います。実際に高いMacもありますが、安いMacもあるんです。今回は、それらを比べて見たいと思います。
今回は、私がこれが一番いいと言うことはないので、Macを選ぶときの一つの資料としてご覧ください。
安価帯のMac
安価帯のMacというのは、主に学生向けだとか、最小構成のMacになります。Macといっても、BTOパソコンの一種なので、構成の変更が可能です。構成を小さくすればするほど安くなります。Macの場合、標準構成が最安価モデルになるため、何もアップグレードしないものが一番安くなります。標準構成でも50万とかするMacもあるので、今回は安いMacのみを比較していきます。
今回は、15万円台以下のことを安価帯のMacとすることにします。
標準構成が15万円以下のMacは以下のとおりです。
- Mac mini
- MacBook Air
- MacBook Pro 13インチ
- iMac 21.5インチ FHD
- iMac 21.5インチ 4K
一応、Proとつく、MacBook Proも15万円以下で購入できます。
比較
性能差はこんな感じ。流石にこの価格帯では4コアよりも多いコア数は期待できませんが、相当いいスコアが出ているので良しとしましょう。
dGPUにしてもiMacには搭載されていますが、それほどいいものではない。あるだけマシってやつです。ただ、RX 555Xも決して悪いものではないというのはあります。
そして注意しないといけないのは、Mac miniは一番安いように見えて実は高くなる可能性があるということ。それは、ディスプレイが非搭載だからです。キーボードとマウスについては、標準でついてくるので問題ないのですが、ディスプレイだけは、あとから買い足しする必要があります。家に余っているディスプレイを使うならまだしも、家にディスプレイがない人はその点に注意。ただ、Mac miniにはHDMIが搭載されているので、最近のほぼすべてのディスプレイは変換なしに使うことができます。このなかでディスプレイの品質が一番いいのは、iMac 4Kです。4Kと名前にあるように4K解像度です。21.5インチで4Kとなるとかなり密度が高いので相当きれいだと思います。
また、iMac 2モデルともに容量は多いですが、ストレージがHDDなので、SSDよりかは遅くなります。HDDなどシステム全体がかなりもっさりすることがあるので、iMac 4Kだと今回の安価Macの定義 15万円以下を超えてしまいますが+22,000で256GB SSDに変更するのもいいかもしれません。
MacBook Pro/Airも注意すべき点があります。かなり話題になったのでMacBook Proの方はご存知かもしれませんが、USB TypeA(普通のUSB)が搭載されていません。なので、レシーバー型のワイヤレスマウスや、USBメモリなどは変換アダプタなしには利用できません。もしもそういったものを使う予定がある方は、追加のアダプタを用意する必要があります。
全モデル共通しているのは、Wi-FiやBluetooth、AirDropに標準で対応しているので、ネット環境も Bluetoothアクセサリも、そしてiPhoneやiPad、他のMacとのファイル共有も簡単に行なえます。その点はMacの特徴です。
MacBook Pro/Airを使う方は、プロジェクターなどでプレゼンするときに画面出力で困ることがあります。Thunderbolt 3しか搭載していないので、HDMIやVDI、DisplayPortなどの一般的な映像出力端子に変換するアダプタはおそらく必須アイテムになります。
各モデルのメリット
各モデルのメリットをまとめておきます。
Mac mini
MacBook Air
- 軽い
- ディスプレイを搭載している上、Webカメラもある
- キーボードの左右にスピーカーがあり、ステレオ音源も楽しめる
- TouchIDを搭載しているので、簡単にサインインでき、セキュリティも高い
MacBook Pro
- ディスプレイを搭載している上、Webカメラもある
- キーボードの左右にスピーカーがあり、ステレオ音源も楽しめる
- 安くても「プロ向け」であるため品質がいい
- CPUが4コアで 上位モデルに匹敵する性能を持つ
iMac FHD
iMac 4K
- 大型のディスプレイを搭載している
- ディスプレイで完結するのでかなり省スペースである
- 標準構成で1TBもの大容量ストレージである
- Webカメラがある
- インターフェイスが豊富
- 画面が非常に綺麗
- dGPUを搭載しているのでグラフィック性能は高い
各モデルのデメリット
Mac mini
MacBook Air
- 普通USBがない
- ディスプレイを繋げるとき、変換アダプタが必要なことが多い
- 追加のアクセサリが必要なことが多い
MacBook Pro
- 普通USBがない
- ディスプレイを繋げるとき、変換アダプタが必要なことが多い
- 追加のアクセサリが必要なことが多い
- TouchIDがない
iMac FHD
- CPUがノートPCは向け
- ストレージがHDDでもっさりする可能性がある
- 正直、ノートパソコン使うほうがマシかも知れない
iMac 4K
- ストレージがHDDでもっさりする可能性がある
各デメリットの改善点
各モデルとも、別に致命的な欠点はなく、ちょっと手を入れるだけでかなり改善になります。
Mac mini
- ディスプレイを買う
MacBook Air/Pro
- USBドックを買う
iMac
- ストレージをSSDにする
また、グラフィック性能は上げることができ、eGPUを使うと、劇的に改善されることがあります。ストレージも少ないと思えば追加すればいいと思います。少々お高くなりますが、Appleはストレージ増設に関して値下げしたので若干安くなています。
購入時
購入時、もっと安くする方法として「Apple Trade in」「整備済製品」「キャンペーン」といういくつかの方法があります。
Apple Trade inというのは、Appleに限らずパソコンを下取りに出すと、その状態にもよりますが新しいMacの購入価格が割引されるというものです*1。Macの場合、最大102,340円も値下げされます*2
整備済み製品とは、Appleが初期不良などで回収したMacを整備した上で、安くして販売しているというものです。Apple公式の販売ですので、中古とは違い Appleによるサポートがあり、安心して使うことができる他、今回紹介していないものや、紹介していても中身がアップグレードされているような製品を15万円とか、もっと安く手に入ることがあります。こちらから、その製品を確認することができます。
キャンペーンとは、普通にキャンペーンで、Appleでなくとも、ソフマップなどの量販店でもよくApple製品の値下げなどが行われています。こまめに確認するといい事があるかもしれません。
また、Appleで普通に買うよりも、なにかバックがあったほうがいいという方は、1月2日の初売り時に購入してみてはいかがでしょうか。最大24,000円分のギフトカードがプレゼントされます。24,000円もあればAirPodsを変えたり、iPod touchを変えたり、MacBookのケースを買ったりできます。
いかがでしたでしょうか。Appleの製品にはやはり「Apple」というブランドとか、一般的に認識されているApple製品 iPhoneが高いというイメージから高いという印象が持たれがちですが、こういう下位のモデルを選んだり、整備済製品やApple Trade in、キャンペーンを上手に使うことで、気になっていたApple製品を思ったよりも安く購入することができるかもしれませんよ。今回の記事が、なにかお役に立てればと思います。