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【編集後記】今後MacBook Proは13インチと16インチ別々に扱われ、発表のタイミングも別になる?

錦です。

戯言にお付き合いください。現在、MacBook Proには13インチと16インチの2種類のサイズが存在します。今回はその取り扱われ方の違いについて取り扱いたいと思います。

MacBook Proのサイズの違いはその他の多くのラップトップ同様、小さいサイズが廉価版、大きいサイズがフラグシップとなっています。特にMacBook Proの場合、Appleラップトップの中で最上位のモデルになるため、かなりハイエンドのカスタムが可能なのが特徴です。

そんなMacBook Proは昨年から若干気になることがあります。「発表時期」についてです。資料として昨年のMacBook Proのローンチ時期を見てみましょう。昨年は3回 MacBook Proの新型・新カスタムがリリースされました。

  • 5/21 MacBook Pro 2019発表【13/15型】
  • 7/9  MacBook Pro 2019 13インチ Thunderbolt3×2モデル発表【13型】
  • 11/13 MacBook Pro 2019 16インチモデル発表【16型】

5月21日に一斉にアップデートが行われていたあと、7月に13インチに廉価版の投入、11月に15インチの更に上位の16インチモデルを投入しています。

そして、もう一つ気になる点が、11月13日以降、AppleのサイトでMacBook Pro が2つに分けられていることです。

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11月13日以前のAppleのサイト(11月5日)

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11月13日以降のAppleのサイト

購入ページ自体は1つにまとめられていますが紹介ページは2つに分けられています。確かに、MacBook Pro 13インチと16インチでは相違点が多いというのも分けられた要因の一つだと思いますが、今後MacBook Proの両サイズにおいて違う役割を果たしていくのではないかと思います。

MacBookシリーズの立ち位置

MacBookシリーズには現在4つのシリーズが存在しています。

MacBook Pro 13/16インチ、MacBook AirMacBookです。それぞれしっかりとした役割を持っていますが、MacBook Pro 16インチとMacBook Pro 13インチで役割は違うと考えています。

価格帯を見ても、MacBook Pro 16インチは24万円から。いかにもプロ向けという感じがしますが、MacBook Pro 13インチは13万円から。実は、これは他のラップトップと大して差がない価格になっています。そして、MacBook Airは11万円からとなっています。

この価格帯からどういうことが言えるか。それはユーザー層です。MacBook ProはProモデルですので、基本的に比較的業務用という側面を持ちます。そのため、16インチは普通にハイエンドノートのスペックをしています。しかし、MacBook Pro 13インチの仕様というのは、Winラップトップではノーマルモデルであることが多いです。

そして、MacBook Proを除く残り2製品は、性能よりもモバイル性を重視したモデルになっており、性能ははっきり言ってProモデルから見れば非力です。

MacBook Pro 13インチの中での差

MacBook Pro 13インチの中には、Thunderbolt 3ポートを2つ搭載されたモデルと、4つ搭載されたモデルとが存在します。

前者が廉価版、後者が13インチでは上位モデルになります。この廉価版。こいつがこの話の鍵を握ります。

廉価版は、13万円ほどで手に入る、普及帯のモデルであることを考えると、MacBook Proという名前を持った汎用的なラップトップです。


モバイル性を重視したMacBook Airと、性能を重視したMacBook Pro 16インチ。この2つをバランスよく持ったものがMacBook Pro 13インチです。そのため、MacBook Pro 13インチは廉価版から、ほぼProというカスタムまで幅広くカスタマイズできます。

何が言いたいかと言うと、MacBook Pro 13インチは、フラグシップとしても廉価としてもくくれない、中間のモデルということです。このことから、MacBook Pro 16インチと13インチでは同じ"MacBook Pro"という名前でも役割が違うことがわかります。

昨今の状態

そして、もう一つ理由をあげるならば、昨今のIntelの状態です。

実は、プロセッサ的に見れば、MacBook Pro 13インチはいつ出てもおかしくない状態です。確かにまだ28WのCPU準備できてないけど。

第10世代Core以降、数世代先まではIntelの事情で、MacBook Pro 13/16インチで搭載されるプロセッサシリーズが異なります。第8/9世代を搭載する2019年モデルはすべてCoffee Lake Refreshで統一されていましたが、第10世代ではどうもそうは行かないようです。

理由は、Intel 10nmの開発具合とその制約。そしてその成約からもたらされるHシリーズがないこと。通常、MacBook Pro 13インチには末尾U(Uシリーズ)のCPUが、16インチには末尾H(Hシリーズ)のCPUが採用されることが通例になっています。しかし、第10世代プロセッサでは、その両方をシリーズ内に持つ開発コードが存在しません。いや、存在するんだけども、Appleはそれを採用しないでしょう。第8/9世代であれば、Coffee Lake-Uも、Coffee Lake-H RefreshもともにCoffee Lakeでした。確かに、この第8/9世代もなかなかややこしいですが、第10世代もなかなかです。

第10世代では、13インチと16インチ、ともに搭載されるCPUの開発コードは異なると予想されています。MacBook Pro 2020では 13インチにIce Lake-Uが、16インチにComet Lake-Hが採用されると見られています。Comet Lake-Uというものがありますが、Comet Lake-UとIce Lake-Uでは、実はIce LakeのほうがGPU性能が高い上、CPUも微細化されて性能が高いのでAppleがわざわざComet Lake-Uを採用してくることはないでしょう。というか、そもそもComet Lake-Uには13インチの上位モデルに搭載されるであろう25W/28WのCPUが存在しないというのもあります。

そして、そのローンチ時期もだいぶ違います。2019年モデルのMacBook Proは、13インチ向けのCPUは新しいモデルのローンチが続いている中、Coffee Lake-H Refreshが登場してMacBook Proが登場という流れでしたが、2020年モデルはわけが違います。Ice Lake-uは昨年8月にすでに登場しています。Comet Lake-Hはいつ出てくるかわからない状態です。そんな中でComet Lake-Hの登場を待つというのはかなり発売が遅れます。

特に、今の予測を見ていると、Intelは夏にUシリーズを、その次の春にHシリーズを出す流れになっているので、UシリーズがHシリーズを待つとなるとCPUリリースから発売まで半年以上の遅れが生じます。しかも、春にHシリーズが出た後MacBook Proが発売されて数ヶ月で新しいUシリーズがでて、、、となるとMacBook Pro 13インチ来年のほうが性能良さそうじゃん。ってなるじゃん?なのでこういう予測を立てています。

ただ、

ただ、この発売を15インチの準備を待ってからということは2019年ですでにやっていて、2019年の場合、5月にリリースされた後3ヶ月で Ice Lake-Uが登場したので新型MacBook Pro待ちというユーザーは少なからずいるようです。

もしこうならないとしても、AppleMacBook Pro 13インチと16インチのリリースタイミングを分ける意味にはあるんじゃないかと思います。