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NVIDIAの次世代GPUのパフォーマンスがリーク 7936 CUDAコアのTITANと48GB HBM2eのTeslaの話

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錦です。

NVIDIAの次世代GPU「Ampere」シリーズの新たなSKUがリークされました。リーク元はW_At_Ar_U氏です。

Geekbench 5のComputeスコアですが、この様になっています。

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System manufacturer System Product Name - Geekbench Browser

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Multiprocessor CountはSM(Streaming Multiprocessor)を示しており、124となっています。1SMあたり64CUDAコアと言う情報があるので、計算して合計7936 CUDAコアである事がわかります。

vRAM容量は32GBになっており、おそらくコンシューマ向けならTITAN、HPC向けならTeslaかと思われます。


さて、NVIDIA GPUの話ですが、Ampereアーキテクチャを採用するのは、GeForceやTITANだけではなく、QuadroやTeslaもAmpereアーキテクチャを採用してくると見られています。そもそも、Ampere自体がTesla向けに開発されたという話もあったので、実際にTensorコアの大幅な性能向上も含めてもこの話に納得が行きます。

そうしてきた時、以前の予測でお伝えした47GBのGPUはTeslaである可能性があります。やけにベンチマークスコアが低いのもそのためと見られます。Wccftechは、このRAMをHBM2eとしています。HBM2eについてはAMDがハイエンドNaviの一部に採用するのではないかと言われているメモリ規格で、現在一部のQuadroやTesla、Radeon Vegaに採用されているHBM2の後継のメモリ規格です。

HBM2eは、帯域幅を1TB以上有しており、Teslaでは1.2TB/sの帯域を持つとされています。メモリクロックは1200MHzと見られています。

Teslaは、GeForceQuadroのような、ワークステーションやゲーミングのようなコンシューマ向けのGPUではなく、研究用途やサーバーのような大規模なシステムで使われるようなHPC向けのGPUGPGPU)のため、私達が手に入れる機会はそうないと思いますが、面白い情報ですよね。

これらのGPUはGTC 2020で発表されると見られており、そのGTC 2020は、先日 現地イベントからオンラインイベントに変わりました。

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