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Ice Lake-YとIce Lake-Uの性能比較

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錦です。

以前、Ice Lake-Yの出荷が開始されたとお伝えしましたが、今回は、Geekbench Browserのデータを利用して、簡単な比較をしてみました。

比較するのは、i3-1000NG4・i3-1005G1・i5-1030NG7・i5-1035G7の4つのSKUです。

この内、NGがつくSKUはTDP 9~10WのIce Lake-Y、GのみがつくモデルはTDP 15WのIce Lake-Uになります*1

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ベンチマークスコアのグラフ比較

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上記グラフの詳細な数値

Ice Lake-Yで計測されたデータがMacのためOpenCLよりもMetalのほうが数値が出やすいという可能性がありますが、Ice Lake-Uで計測されたデータはOpenCLのみですので、Metalのスコアは省略します。

図では、色が薄いほうがi5、濃いほうがi3、緑色がIce Lake-Y、オレンジ色がIce Lake-Uとなります。

今回面白いのは、TDPによってiGPUの性能が変わるのかという点。そもそも、Ice Lake-Uのi3のモデルにはG4を搭載したモデルが無いので、i3では比較することはできませんが、G7を搭載しているi5では比較可能です。

やはり、10Wの1030NG7に比べて、15Wの1035G7のほうがiGPU性能は高いみたいですね。

CPUは、なぜか、i3で10Wの1000NG4のほうが、15Wの1005G1よりも性能がわずかに高くなっています(Mac Boostかかってるかな?)。

以上です。


この結果は、必ずしもすべてのデバイスに当てはまるとは限りません。冷却性能や電力状態・メーカーによるソフト的な改造なども相まっての結果の場合があり、この結果はあくまでも一例です。詳しく知りたい方はGeekbench Browserでご確認ください。

*1:実際に、NGはMac向けにカスタムされたことを示していますので、NGとがつくSKUがすべてIce Lake-Yとは限りません。