錦です。
Guru3Dによると、GeForce RTX 3000シリーズが9月にリリースされるようだと報じています。
RTX 3000シリーズに採用されるAmpereアーキテクチャ及び採用GPUは元々、3月中に開催される予定だったGDC 2020(ゲーム開発者会議)やGTC 2020(GPU Technology Conference)にて発表されるスケジュールが組まれていたものの、GDCは延期、GTCは実質中止で、発表のタイミングが無くなりました。
その上、Computexも9月末に延期となりました。これらの延期や中止、E3などの規模縮小もかさなり、スケジュールを組みなおしたようです。
Ampere GPUはまず、Quadroから登場し、後にGeForceが登場すると見られます。
新型コロナウイルスの影響で各イベントが延期や縮小される中でこの判断を下したのは、NVIDIAが何としてでも基調講演で発表したいという意思があっての事だと思います。
とくに、Computexはこれに適した環境でしょう。
そもそも、製品が登場すると見られていたNVIDIA主催のGTC自体が規模の大幅縮小で、最終的に新製品リリースのような大衆が望むような製品は登場しません。
ただ、ここで懸念する点があるとするならば、秋に延期したことでちょうどAMDとぶつかってしまうことでしょう。もともとの予定では、NVIDIAは春から夏にかけて、AMDが秋から冬にかけてGPUを登場させるとみられていました。しかし、NVIDIAで延期が発生した影響で、これらが重なりました。
特に初めに、発表されるRTX 3000シリーズは、NVIDIAの性格上、3080 Tiや3080といったハイエンド向けから登場すると見られており、AMDは、ハイエンド向けのRDNA 2アーキテクチャGPUを登場させることをほぼ公言しているような状態なので、両者ともに価格帯・性能帯も似たもの同士でガチンコバトルになることが予想されます。
AMDは今年、SonyのPS5と、MicrosoftのXbox Series Xというコンソールからの発表によるイメージアップがあり、NVIDIAには向かい風になるかもしれません。
(そもそも、DirectX 12 Ultimateに対応させるって両者が言ってる時点で性能と電力効率と価格の勝負になるに決まってるよね、、、)