錦です。
9to5Macによると、iOS 13.4とともにリリースされたHomePod Software 13.4は、tvOSがベースになっていることがわかりました。
2017年の発表から、HomePodには、iOSベースのソフトウェアを搭載し、iOSベースのプログラムが実行されていることがわかっていましたが、iOS 13.4/HomePod 13.4からは、ベース部分がiOSではなくtvOSに移行されている事がわかりました。
tvOSに移行した理由として、iOSを搭載するデバイスは、全てバッテリー駆動であることが挙げられます。それに対してHomePodは、常に供給される電源により駆動するので、同じように駆動するApple TVのソフトウェア＝tvOSを採用するほうが、電源管理がより適切であると言えます。
そして、HomePodに搭載されるApple A8チップは、一番はじめに登場した搭載製品であるiPhone 6の発売からすでに5年半経過しており、iPhone 6のサポートは終了しています。そして追従してApple A8を搭載しているiPadもiOS 14でサポートを終えることが予想されています。そのため、tvOSに移行してiOSからApple A8をサポートする余計なコードを省くことができます。Apple TV HDにはApple A8が搭載されており、まだサポートが続くと見られることからそっちに移行するほうが良いですね。
Apple TVとHomePodは、iOS/Macのアクセサリとして動作することができるという点でも似ており、AirPlayなど機能もかなり似ているので、移行は正しいですかね・・・。
これは、コンシューマ・デベロッパーともに、使用感や開発に関係ないところですので、そこまで気にする必要はありませんが、面白いですよね。
