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【編集後記】今後のMacとレイトレの話

錦です。

現在、ゲーミングPCのトレンドの一つにレイトレへの対応というのがあります。

レイトレというのは、レイトレーシングの略なんですが、リアルな反射を意味するものです。例えば、車のガラスや、水面に映る月・太陽、光の差し込み方などがよりリアルに描写される技術で、GeForce RTX 20シリーズや、Quadro RTXなどにこれを専門に処理するのコア「RTコア」が搭載されました。

現段階で、レイトレーシングは普及段階で、対応するゲームも次第に多くなっている状態です。対応している人気ゲームもあれば、してないゲームもありますが、ほとんどの人気3Dグラフィックスゲームは対応することを予定しています。

QuadroにRTXの技術があるということは、基本的にクリエイターにもその恩恵があることを示しており、例えば、レイトレの作品を作るときの書き出しやプレビューも、これにより早くなることが期待されます。

つまり、Macでもレイトレの技術を求めているクリエイターはいるはず問いうことです。

Mac と レイトレ

Macに搭載されるGPUは基本的にIntel CPUに搭載されるIntel UHD GraphicsやIntel Iris Graphics、AMDRadeon Proグラフィックス、そして外付けのRadeon RX GPUがあります。

流石にIntelのiGPUでレイトレを求めるのはお門違いなので、AMDGPUでのレイトレを求めるのが良さそうです。AMDの新しいGPUアーキテクチャ RDNA 2では、ハードウェアレイトレーシングアクセラレータが搭載されます。これはNVIDIA GPUのRTコアに相当するコアですが、これが登場するのが今年後半となっています。

RX 5800やRX 5900相当のGPUがこのレイトレに対応するものになると見られます。つまり、Radeon Proに置き換えるとRadeon Pro 5800やRadeon Pro 5900などのGPUに当たると見られますが、これがiMacに搭載されるのが来年くらいになると見られます。

そもそも、RDNA 2とAMDのレイトレ自体は今年の年末商戦期に発売される予定の、PlayStation 5や、Xbox Series Xなどでも採用されるため、その時点ではもうAMDのレイトレ対応GPUは登場してるはずでしょうから、来年には必ず対応するはずです。

Mac Pro

Mac Proは、現在GPUもモジューラ式になっており、GPUをあとから発売する事ができます。他のMacのようにGPUをアップグレードするからという理由で、Mac自体をアップグレードする必要はありません。

Radeon Pro 5800などのMPX Moduleが出れば良いんですが。あえて言うならVegaの後継も出てほしいところです。