Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

BIOSTAR、Intel 400シリーズマザーでAMD Smart Access Memoryを利用可能に

f:id:doskokimeil127-dosd:20201212013923p:plain

錦です。

BIOSTARは、同社のIntel 400シリーズチップセット搭載マザーで、AMDRadeon RX 6000シリーズに実装した「Smart Access Memory」をサポートすることを発表しました。

Smart Access Memoryは、AMDRadeon RX 6000とともに発表した同CPUシリーズの新機能で、ビデオメモリをメインメモリに割り当てることができるという機能です。どうも、AMDが開発した機能というよりかは、PCIe 2.0世代からあった「Resize BAR」を機能としてRadeon RXに実装したものの様子。なので、実際はPCIe自体の機能らしく、Radeon RX 6000とAMD 500シリーズチップセットの対応を皮切りにマザーボード各社は、Intel CPUやNVIDIA GPUでもこの機能が使えるようにBIOSを更新したりしています。面白いのが、事の発端がAMDなのにも関わらず、AMDのシステムがまったくない、Intel CPU + Intel 400チップセット + NVIDIA GPUでこの機能が使えるということですね。

AMDは発表で、Smart Access Memory自体はRyzen 5000番台とRadeon RX 6000シリーズの組み合わせでのみ利用可能としていましたが、前述のこともあり、Intelシステム上でもこの機能が利用可能になっています。

Smart Access Memoryの効果について、AMDはタイトルによって最大13%ほど性能が向上するとしています。

BIOSTARのマザーボードで対応するのは、同社のZ490・B460・H410チップセット搭載マザーです。2021年1月に対応BIOSがリリースされるとのこと。


実は、IntelマザーでのResize BARの対応については、MSIが先に発表していたといえば対応していたのですが、MSIがそのリリースの中でRocket Lake-SのES品をリークしてしまうという事件が発生し、公式のプレスリリースが削除されていました。が、MSIもこの機能に対応することは確かなので、この先、ビデオメモリがメインメモリにもなるとなれば、またパソコン構成選びも考えることが増えて楽しくなりそうな予感がします。個人的に、実際に測ってみて、どれくらいの性能差がでるのか楽しみです。

nishikiout.hatenablog.com