Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

Zen 3世代のEPYC「Milan」の仕様がリーク 最大コア数は64コア128スレッドでIce Lake-SPを超える

f:id:doskokimeil127-dosd:20201214010252p:plain

錦です。

ExecutableFix氏がツイートで、Zen3世代のEPYC「Milan」の仕様をリークしています。

Milanは、IntelのIce Lake-SPの対抗となるサーバー向けのCPUで、2021年第1四半期に登場する予定です。ExecutableFix氏は、このMilanについての仕様を11月からいくつかツイートしています。

SKU コア数 スレッド数 TDP ベースクロック ブーストクロック L2キャッシュ L3キャッシュ
7763 64 128 280W 2.45GHz 3.50GHz 32MB 256MB
7663 64? 128?
7713 64 128 225W 2.00GHz 3.70GHz 32MB 256MB
75F3 32 64 280W 2.95GHz 4.00GHz 32MB 256MB
74F3 24 48
7443 24? 48?
7413 24 48 180W 2.65GHz 3.60GHz 16MB 128MB
7313 16 32 155W 3.00GHz 3.70GHz 16MB 128MB
72F3 8? 16?

この内、7313にはP付きのモデルが有るようです。P付きモデルは、シングルソケット向けです。他のモデルにもありそうですが、今の所7313のみ確認されているみたいです。

これは、Cinebench R23で7713を使って測定した値です。R23の基準ってあんまりわかってないんですけど、Cinebenchでこの数値はやばいんじゃないでしょうか。

ちなみにこの値は、Cascade Lake-SPの「Xeon 8280L Platinum」よりも76%高速だそうです。そして、Ice Lake-SPについては、Cascade Lake-SPとほぼ性能が同じことから、MilanはIce Lake-SPよりもかなり性能がいいみたいです。Wccftechは、IntelがAVX-512に賭けているようだ と指摘しています。


Milanはそのまま、Zen 3世代のRyzen Threadripper (5000シリーズ?)のベースとなるので、ここのコア数は、スリッパのコア数になるわけです。Ryzen Threadripper 登場以来、世代を重ねるごとに プロセスノードが14nm 12nm 7nmと進化し、最大コア数も16コア 32コア 64コアと増加してきましたが、今年は両方そのまま、アーキテクチャの改良のみという事になっています。そもそもチップレットあたりのコア数は8コアで変わらないので、増やしようもないんですが。これでも十分ですよね。というか、もしコア数が増えたとして、1ソケットで128コアってヤバそうです。