Nishiki-Hub

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2020年のテクノロジー関連での出来事を振り返る(1月~6月)

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錦です。

今年も早いところ12月12日。今年も残すところ半年となりました。てことで!振り返りのコーナー2020版第1段!!

えっと、去年は編集後記でやりました。去年は3ヶ月毎4階に分けてやりましたが、それをしてしまうと、大晦日に投稿する第3/4四半期がかなり悲しいことになるので、今年は半年ずつやります。理由はですね、今年は筆者が色々多忙だったので、7月から11月というか今もまだペースを戻せてないんですが、投稿数がえげつなく減ったからなんですよね。去年は1375本のエントリを投稿しましたが、今年はこの時点で910本。残り一週間で400本近い記事を投稿するのは無理なので、去年よりエントリの本数は少なくなります。ただ、そろそろペースも戻りつつあるので、また以前のようなブログを目指します。

で、2020年は割と面白い出来事がありました。コロナのせいでなくなった年だ なんて言われる人がいましたが、いやいや待てよと。コロナがあったおかげで色々できただろと。確かにできるようになったものの数よりも できなくなったものの数のほうが多いけど、2020年はあったんだよ!というのをこのエントリ、そして大晦日に投稿する後半の2本でお伝えできればと思います。

いつもNishiki-Hubを見ていただいている方も、初めて見ていただいている方も、あーいやそんな事があったんだなぁ。くらいに思っていただければ幸いです。

前座が長くなってしまった!始めましょう!

1月

このニュースで何が話題になったかって、この絵文字っていうのは「笑顔」とか「おばけ」とかに限られているんですけど、そのなかに「うんち」があったことなんですよね。3万円近くするAirPods Proに「うんち」を刻印する猛者はいるのか。。。なんて話題になりましたが、結構いたみたいで(笑)。ただ、それを抜いて考えても「ハート」や「星」が刻印できるので、プレゼントとかには重宝したらしいです。

1月といえばCES。今年のCESはぎりぎりコロナの影響を受けず開催できました。2021年はオンライン開催が決まっているわけですが。この翌月のWMCがオンラインになったことを考えると、奇跡に近い気がします。そんなことじゃなくて、Ryzen Threadripper 3000シリーズに、Ryzen Threadripper 3990Xが追加されました。64コア128スレッドという、変態CPUです。主にワークステーション向けなのですが、コア単価が3000円位でこれは割と安い!ということで話題になりました。が、そんなコア単位で販売してくれる代物ではなく、価格は50万円近くしたみたいです。最近もう一度このCPUが、界隈のみならず話題になりまして、それが 藤井聡太棋士が将棋の研究用ということでこのCPUを256GB RAMを搭載したシステムで使っているということですね。確かに、推論とか機械学習には適したCPUです。いーなー。

ポケットモンスターシリーズ初のDLC「Expansion Pass」が公開。有料だったということもあり、賛否両論でしたが、大方 絶賛する声が多かったみたいです。盾剣で多くの既存のポケモンが削除されてしまいましたが、このDLCで再度追加されました。その上「鎧の孤島」と「冠の雪原」の2つのストリーや新しいポケモンが追加されたり、面白そうです。早くSwitchほしい!

これも大きな話題になりました。罰則はなく、拘束性はないものの条例でこのゲーム1日1時間を定めたということで、各所から批判を浴びました。特に、意見書の不正疑惑や、情報開示の遅さやその情報が黒塗りされまくっていたことなどで、より批判を集めることになりました。この一件については、県民の高校生が裁判を起こしています。

今年一番の話題と言っても過言ではない記事。Windows 7がサポートを終了しました。Windows XPのときと同様、大きく影響を与えていましたが、Windows XPのとき「サポート終了の主張が小さすぎる」と批判を集めたためか、Windows 7はやたらとWindows 10へのアップグレードを呼びかけていたため、そこまで批判は集まりませんでした。ただ、Windows 7のシェアは依然として高く、Microsoftは、お金払えば延長サポートという異例の対応をしました。サードパーティソフトウェアの多くは2021年夏ぐらいまでサポートを続けるようですが。

これまで、Edge HTMLベースで開発されていたMicrosoft Edgeでしたが、昨年Chromiumベースに置き換えられる計画が発表され、この度正式リリースとなりました。Chromium版は、Windows 10だけでなくWindows 8.1や、このリリースの前日にサポートが終了したWindows 7に向けてもリリースされたほか、macOSにもリリースされました。個人的にこのEgdeは使いやすくていいなぁと思いましたが、Chromeから乗り換えれませんでした・・・。

Vineの創業者の一人Dom Hodmann氏が、Vineの後継サービスとして、6秒ループ動画を投稿できるサービスを開始しました。しかし、対して話題にもならず、TikTokという巨大プラットフォームに隠れてしまいました。正直、この文章書いている時点まで存在忘れてました。


1月はこんな感じですね。CESについては色々発表されてましたが、割愛。というか、AMDの発表がすごくて、Intelは何を発表したんでしたっけ。dGPU内蔵できるNUCとComet Lake-Hのちょっとした情報が明らかになったんでしたっけ。AMDはモバイル向けCPUと、64コアスリッパを発表したので、その影に隠れてしまいましたかね・・・。そしてWin 7のサポート終了もついに来てしまいましたね。小学校の頃のPCのOSがWindows 7だったのが懐かしい。個人的に一番好きなOSはWin XPなんですけど、皆さんは何でしょうか。教えて下さい。

さて、続いては2月ですが、ここからコロナの影響を受け始めます。

2月

まぁ、2019年からずっと言ってることでしたが、昨年5月に購入したiPhone XRのバッテリーが膨張しまして、それを交換しに行きました。初Genius BarAppleのスタッフの方の親切さがえげつなかったです。ついでにこれもギリギリコロナ回避。

このブログでは、新型コロナウイルス関連の一番初めの記事になります。SonyNVIDIAなどが出展を見合わせたり、縮小を発表しました。結局その後 中止になってしまうわけですが。

コナミがゲーミング市場に参入し「ARESPEAR」ブランドを発表しました。このブランドからは水冷にも対応したゲーミングPCとゲーミングヘッドセット、ゲーミングキーボードが含まれています。ゲーミングキーボードはなんと容量無接点方式という高級さ・・・。ゲーミングの容量無接点方式って面白いですね。

Galaxy S20シリーズが登場しました。このスマホの特徴は108MPの超高解像度カメラで、8K撮影ができるということで注目を浴びました。

結局MWCは中止となりました。おそらくテクノロジー界隈では、一番はじめにコロナの影響を受けた大規模イベントになるのではないでしょうか。

ジャニーズを始め、多くのアーティストや作品がネット解禁となっている中、スタジオジブリも今年はネット解禁が多かった印象です。シーンの画像の部分的なフリー化もありました。

Xperiaの最新機種。Xperia 1 IIはXpeiaの中では初めて5Gに対応した機種になりました。個人的にXperiaが逆襲している気がします。頑張ってほしい!

ベゼルが小型化して、スリムになった筐体。これが魅力。5Gに対応し、Kirin 990が搭載というHuaweiの超ハイエンドスマホですね。もちろん、価格もハイエンドですが・・・。

これもかなり衝撃的なニュースだと思いますが。無音カメラとして個人的に重宝していたのですが、かなり痛い。サードパーティ製の静止画も撮影できるアプリとしては個人的に一番のアプリでした。


2月はコロナの影響を大きく受け始めた月になりました。MWCの中止の他にも、Facebookの開発者向けイベントF8が中止と発表されたり、AppleMicrosoftが業績を下方修正したりなんかという、市場にも影響が出だした感じです。ちなみに、月末にはもう政府から休校の話がちらほら出てたので、日本でも大きな影響が出始めたのも2月でした。

3月

学校の休校が本格的に始まった3月。それを受けて、集英社小学館が、子供に人気の雑誌を無料公開していました。確かに、長い休みは嬉しいですが、家にずっといてもやること少ないですから、嬉しかったのではないでしょうか。

任天堂スマホ向けアプリ「マリオカートツアー」がマルチプレイに対応し、サービス開始。何回かしました(なんで飽きてしまったのだろう)。

MNOとして新規参入した楽天モバイル。通信キャリアと料金に衝撃が走り、結果 通信キャリア間での競争が激化しました。1年間無料というのは大きかったですが、エリアが・・。ただ、そのエリア問題も解決しつつあるので、楽天モバイルが天下を取る日も遠くはないのかもしれません(イヤフォンつけてるときに楽天モバイルの広告が出てくると少し耳が痛くなる)。

晩春から初夏にかけては、各社の開発者イベントが密集するのですが、それが今年はほぼ中止。Google I/Oもコロナの影響で中止となりました。。。

3月下旬に3キャリアが一斉に5Gをスタートしました。その中でも発表が一番早かったのはSoftbankSoftbankは機種が低価格帯のものが多く、手が届きやすいラインナップになっています。

NVIDIAの開発者向けイベント「GPU Technology Conference」もライブ配信に変更されました。そして、延期。すべてコロナの影響です。

本当にこれが悲しかった。今年はPS5やXbox Series XやSwitchやe-Sportsやで注目のE3だったのがまさかの中止に。GTCも中止になっているので、ゲームのイベントがかぎりなく少なかった一年でもありました。

3月が多分コロナで中止の発表が一番多かった月になると思いますが、Microsoftの開発者向けイベントも中止に。今年は開発者向けイベントはすべてオンラインになりました。

そして、Apple WWDCもオンラインになりました。ただ、個人的にAppleだけはオンラインにしてよかったのではないかと思っています。確かに、現地でのセッションなどはありませんでしたが、基調講演がえげつなかった。さすがでした。6月のところでまた触れますが。

近鉄の新たな看板電車「ひのとり」がデビューしました。コロナ禍でのデビューとなりましたが、きれいな赤色の車体・充実した車内設備など、近鉄はやっぱ日本一の私鉄やなって思いました。乗りに行きたいです。

コロナのせいで外出がはばかられる中で、ポケモンGOができない問題も発生しましたが、外出無しでプレイ可能な機能が実装されていました。

ドコモの5Gの発表ですね。機種はGalaxyやXperiaなどの主要なラインナップになりました。ドコモが一番5Gで有利になっているんですよね。キャリアアグリゲーションにも対応しましたし、ahamoも合わせて、ドコモ本当に最強かもしれない。

iPad Proが1年半ぶりにアップデートされ、GPUが強化、LiDARスキャナが実装されました。それとともに、トラックパッドがサポートされ、トラックパッドが実装されたMagic Keyboardも発表されました。

今年は、MacBook Airが2回アップデートされました。1回目は、10nm Intel CPUが採用されて、CPU・GPU性能が大きく向上しましたが、今ではもうM1の影に隠れてしまいましたね。この他にもMagic Keyboardに変更されています。

これ。割とiPadの歴史を動かした出来事だと思います。iPadOS 13自体で、マウスのサポートは”一応”ありましたが、このiPadOS 13.4で正式なサポートになりました。

PlayStation 5の技術的な仕様が明らかになりました。このとき、世界で初めて正式な仕様として2GHz超えのGPUが出てきたんですよね。懐かしい。また、SSDから直にRAMに保存できる機能なんかも初出じゃないでしょうか。

個人的にかなり衝撃だったんですが、Chromeの開発が遅れてChrome 81が延期されたんですよね。これもコロナの影響だとのこと。やばいなぁ

今年の大きな話題となった「リモート〇〇」は、世界中のネット回線の容量を逼迫してしまう自体になりました。特に、テレワークや通信教育に、通信の容量を分けるために、ストリーミングサービスの質を故意に低下させました。

プランやなんやかんやが一番充実していたのはKDDI auでした。TELASAという独自のストリーミングサービスも開始しました。

マスク不足のときに大きな話題になった「シャープマスク」。シャープはディスプレイを製造するときのクリーンルームをマスクの製造ラインにして製造しているらしいです。

なにわ筋線やおおさか東線などの開通・延伸によって梅田に新たに設置される「うめきた新駅(仮称)」が、JR大阪駅と統合され、改札を出なくともJR大阪駅の電車と乗り換えができるようになるという計画になったと発表がありました。

これも大きな話題となったニュース。コミックマーケット98がエアコミケに変わったんですよね。今年は、オリンピックの影響で、GWに開催予定だったのが中止に、C99は延期でエスが、C98は中止に。記念すべきC100はリアルイベントでやってほしい・・・。

大阪のニュースですが、阪神高速14号松原線の三宅JCTから、4号湾岸線三宝JCTを結ぶ6号大和川線が全線開通しました。これにより、大阪都心部を通らなくても大阪の東のエリアから湾岸エリアにアクセスできるようになりました。


3月はイベントの中止・縮小が大きなトピックとなりました。GoogleNVIDIAAppleMicrosoftコミケ。すべてオンラインか中止。リアルでやってほしいイベントでしたが残念です。ただ、残念な話題だけでなく、5Gのスタートや、MacBook AiriPad Proの発表など、嬉しい話題も多かった月でした!

4月

  • Comet Lake-Hが発表

Intelのハイエンドモバイル向けCPU「Comet Lake-H」が発表されました。クロックが最大5.3GHzという高クロックになっており、性能が進化した・・・のかな?

ドコモ・Softbankauの3社が25歳以下を対象に、追加の通信容量50GBまで無料で提供しました。これは、オンライン授業ができるようにという政府からの要請によるものなのだそうです。

PS5向けのワイヤレスコントローラー「DualSense」が発表されました。マイクが内蔵されている他、Createボタンでかんたんに共有ができるなどの変更点がありました。

Appleのリリースによる記事ですが、AppleGoogleが協力して、新型コロナの接触通知APIを作る事になりました。ちなみにこれは日本では「COCOA」に活かされています。

iPhone SEが発表されました。iPhone 8の筐体で、Apple A13を搭載しているというなかなかのハイエンドさなのに価格が4万円台からという破格っぷり。やばいです。

オンライン通話などで、品質を上げるために、NVIDIA GPUTensorコアでノイズを除去するプラグインがリリースされました。使ってみたい。

Intelは最大10コアのComet Lake-Sを発表しました。クロックが高いのが特徴ですが、KシリーズのTDPが125Wになってしまったのはわりと酷な話だと思います。ただ、どのみちIntel CPUってTDP以上に電力食うので大した問題じゃなさそうです。


4月の大きな話題はiPhone SEになると思います。4万円台でハイエンドクラスの性能と機能を持つスマホが登場したということで、わりと市場が沸きました。コロナの影響がガッツリ出る中、割と製品はリリースされ続けていました。

5月

これまた大型アップデート。下位モデルはキーボードがMagic Keyboardに変わっただけのアップデートでしたが、上位モデルはIce Lake搭載でGPU性能が大きく向上。RAMが最大32GBというところも衝撃でした。

第8世代のCore m3が選択可能になり、性能が大きくアップデート。ライトユーザー向けの仕様としてかなり進化していますが、そろそろマジで4GBのモデルは廃止すべきだと思う。

NVIDIAは、GTCでAmpereアーキテクチャを採用したデータセンターや研究用途向けの「A100」を発表しました。同社初の7nm製品で、Voltaアーキテクチャから20倍性能が向上しているそうです。

Adobe Creative Cloudの製品が、NVIDIAAMDのハードウェアエンコードに対応しました。これにより大幅に書き出しなどが改善しました。また、NVIDIA GPUではCUDAコアを利用可能になり、機械学習も大幅に進化しました。


5月はリーク多め・単発的な記事が多かったので、ここで取り上げるとなるとかなり少なくなってしまいました。ただ、MacBook Pro 13"のアップデートと、Surface Go 2のアップデートは、リモートワークなどで結構需要があったので、話題になりました。このころMacBook AirMacBook Proで需要が大きくなって供給不足が発生していました。

6月

Intelは、新型のAtom「Lakefield」を発表しました。このLakefieldでは、Intel Hybrid Technologyと名付けられたコア構成を取っており1コアのSunny Coveと、4コアのTremontの計5コア5スレッドのCPUになりました。かなり変態なCPUのような気もしますが。

接触通知アプリについては、Nishiki-Hubで数回取り上げていますが、このとき初めてリリースとなりました。

iOS 14では、ウィジェットを中心にホーム画面の改良が加えられるなどの大型アップデートとなりました。個人的にいち早く使ってみたかったのでPublic betaのリリースと同時に導入しました。でもサードパーティ製アプリがないと楽しくない機能が多かったので正式リリースを待っても良かったかもしれませんね。

今年の一番の話題と言っても過言ではないApple Silicon。このときは存在と計画のみの発表でしたが、このときから「すごいんじゃね?」という風な感じでした。今は「Apple M1 半端ないって」状態ですよね。

20年ぶりに一番上のバージョン数が10から11にアップデートされ、その分大きなアップデートとなったmacOS Big Sur。ARMへの対応やiPadとの親和性が高められるなどの変更がありました。


6月は上旬に掲載した記事のほぼ全てがリーク情報だったので、ここで取り上げるものは少なめです。WWDCが開催されたのもあって、Apple系の情報が多めです。特に、Apple Siliconが今年一番の話題になっていますので、6月が今年一番熱かったと言っても過言ではないはずです。

上半期を振り返って

上半期は、コロナの影響を大きく受けた6ヶ月となりました。ただ、コロナの中でもiPhoneやGalaxyやXperiaやPS5やMacなどの製品のリリースが止まらなかったのは良かったです。特に、休校期間中 ブログ投稿を頑張っていたので記事数がえげつないことになっていました。見返すの大変だった・・・。

さて、大晦日に投稿予定の下半期バージョンは、これよりもかなり短めになると思います。7月3日からブログ投稿の規模縮小を行いまして、11月に復帰するものの、まだペースをもとに戻せていないので、1月中には戻せるようにがんばります。ただ、一発長めに休んだことによって、テスト前とかにも休みやすくなったというか、これまでずっと頑張ってきたんですけど、その荷が降りたというかで、ブログの質も上がっているような気がします。どうでしょうか。変わってないですかね(笑)

といった感じで、今回の記事は以上になります。ご閲覧ありがとうございました。