錦です。
新年早々、GeForce関連の情報をお届けします。VideoCardzが報じているRTX 3060とRTX 3080 Ti、そしてRTX 3070 SUPERとRTX 3080 SUPERについての情報です。
RTX 3060と3080 Ti
まず、直近の登場が噂されているRTX 3060とRTX 3080 Tiの情報です。再来週12日にはNVIDIAのイベントがCES期間中に開催されますが、ここではRTX 3060とRTX 30シリーズのMax-Q/Pモデルが登場すると見られています。RTX 3080 Tiがこのイベントで登場しない可能性がありますが、登場しなかったとしても2月上旬～中旬、中国の旧正月に登場する予定です。
RTX 3060は、GA106 GPUを採用し、192bitのメモリンターフェイスを持つGPUで、vRAMが12GB搭載されているものになる予定です。RTX 3080 Tiは、Radeon RX 6900 XTやRX 6800 XTに対抗するためにビデオメモリを大きくしたモデルで、メモリ容量が20GBに増加すると見られています。他のメモリ仕様は同じで、CUDAコアなどの仕様がRTX 3090に似た仕様（もちろんクロックなどは大幅に落ちる見込みですが）になっていますが、価格が14万円ほどになる見込みです。
なお、RTX 3050とRTX 3050 Tiが今月登場というふうに計画されていましたが、今の所最新の情報がなく、今月登場は絶望的という見方が強そうです。
RTX 30 SUPER
さて、これまで数回出ては消えしていたRTX 30シリーズのSUPERシリーズですが、kopite7kimi氏が新しいSKUがあり、それがおそらく3070 SUPERと3080 SUPERであるとにツイートしています。
I know there are some new SKUs recently, but I don't know their names yet, maybe 3070 Super and 3080 Super.
— kopite7kimi (@kopite7kimi) 2020年12月31日
この2つのGPUについては詳しいことはわかっていませんが、名称についてRTX 2080 TiとRTX 2080 SUPERの関係性を見ると、RTX 3080 SUPERはRTX 3080とRTX 3080 Tiの間のモデルになることが分かります。おそらくは10GBあるいは12GBのVRAMを搭載したモデルになるでしょう。これ以上のことはわかりません。
RTX 3070 SUPERは過去に噂されたGA103を採用するGPUになると考えられます。ただしこちらも詳しいことはわかりません。16GBのVRAMを搭載しているRTX 3070 Tiの噂が再燃しており、RTX 3070とRTX 3070 Tiの間のモデルとなることが予想できます。VideoCardzはRTX 3070 SUPERもRTX 3070 TiもともにGA103 GPUを搭載し、RTX 3070のGA104とRTX 3080のGA102の間を埋めるモデルになるのではないかとしています。
GA103
さて、GA103というGPUについて。GA102とGA104はすでに明るみになっているGPUですが、過去にGA103なるGPUが見つかっており、これが何なのかという噂が絶えません。情報によると、モバイル向けのRTX 3080 Max-Q/P向けのGPUであるという噂もありましたが、真偽の程はわかりません。少なくとも256bitのメモリインターフェイスをサポートしているようで、RTX 3070 Ti/SUPERが8GBあるいは16GBのビデオメモリを有していることはほぼ確定のようです。
ちなみに、1年近く前に出ていたGA103の予想は大きくハズレていて、当時GA103がハイエンドのGPUになると想定されていましたが、しっかりGA102がその役目を担っています。
