錦です。
AppleInsiderが伝える、JPモルガンのアナリストWilliam Yang氏のレポートによると、iPhone 12シリーズの今後の出荷計画と、iPhone SEシリーズの今後・iPhone 13シリーズについての一部の情報がわかりました。
iPhone 12シリーズの出荷・生産計画
iPhone 12シリーズは、総合的に見ると好調であるとされています。ただ、モデルごとに見るとiPhone 12 Proと12 Pro Maxは絶好調で、iPhone 12が不調気味、iPhone 12 miniが絶不調なのだそう。
Yang氏は、iPhone 12 Pro Maxの製造台数予想を1,100万、iPhone 12 Proの製造台数予想を200万、それぞれ上方修正しています。それに対してiPhone 12とiPhone 12 miniは、900万台、1100万台それぞれ下方修正しています。同氏のiPhone 12/12 Proの今年第1/2四半期の生産台数は、5600万台・4100万台としています。iPhone 12 miniの需要の弱さは深刻で、サプライチェーンが今年第2四半期までに在庫調整として生産を一時停止する可能性があるとしています。
一方、Proモデル以外のモデルでは、iPhone 11の生産台数を800万台上方修正しており、iPhone 12からiPhone 11に需要が流れている可能性があります。
iPhone 13シリーズ（仮称）
次期iPhoneシリーズとなる、iPhone 13シリーズ（仮称）は4モデル全てに「より小さなノッチ」「カメラの強化」「優れたバッテリー」が期待できるとのこと。Yang氏は、サプライヤーが8000万～9000万台の製造に取り組んでいるとのことで、これはiPhone 12の2020年下半期の7600万台という予定を上回っています。
iPhone SE 3
Yang氏は、廉価帯グレードのiPhone SE 3（仮称）が今年登場すると予想していません。ただ、2022年に登場するという予測を持っており、サプライチェーンがこれに取り組んでいると予想しています。その上、iPhone 11をベースとした廉価帯グレードのモデルがもう一つあるかもしれないと示唆しているそうです。
