錦です。
AMDは先程「Radeon RX 6700 XT」を発表しました。米国で3月17日に発売されます。
「Radeon RX 6700 XT」はRDNA 2アーキテクチャを採用するアッパーミドルレンジ向けの製品となり、GeForce RTX 3060やRTX 3060 Tiと競合するモデルになります。価格は479ドルになっており、日本でだいたい5万円台から6万円台での提供になると思います。
詳細な仕様です。
RX 6700 XT | RX 6800 | RX 6800 XT | RX 6900 XT | |
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コア | Navi 22 XT | Navi 21 XL | Navi 21 XT | Navi 21 XTX |
トランジスタ数 | 268億 | 268億 | 268億 | |
CU数 | 40 | 60 | 72 | 80 |
SP数 | 2560 | 3840 | 4608 | 5120 |
ゲームクロック | 1815MHz | 2015MHz | 2015MHz | |
ブーストクロック | 2581MHz | 2105MHz | 2250MHz | 2250MHz |
メモリ | 6GB/12GB GDDR6 |
16GB GDDR6 |
16GB GDDR6 |
16GB GDDR6 |
メモリバス | 192bit | 256bit | 256bit | 256bit |
帯域幅 | 512GB/s | 512GB/s | 512GB/s | |
メモリ速度 | 16Gbps | 16Gbps | 16Gbps | 16Gbps |
消費電力 | 230W | 250W | 300W | 300W |
リリース状況 | 3月18発売 | 発売済み | 発売済み | 発売済み |
価格 | 479ドル | 579ドル | 649ドル | 999ドル |
表中に乗せていない仕様を取り上げますと、Infinity Cacheが96MB、ゲームクロックが2,424MHzになっています。
メモリ容量及び仕様はRTX 3060とほぼ共通しており、意識しているのかこれがトレンドなのか・・・。ミドルレンジにしては多めの12GB GDDR6メモリを搭載しています。AMDは1440pゲーミングをターゲットにRX 6700 XTを開発しているとのことで、高画質設定で余裕の容量を実現しているとしています。
コアはRX 6800以上のGPUよりも小さめのGPUが使われています。
性能については、前述の通り1440pゲーミングをターゲットにしています。1440pでの高リフレッシュレートゲームプレイが可能となっており、多数のゲームでRTX 2080 SuperやRTX 3070よりも高速であるとしています。
また、レイトレーシングとFidelityFXを使うことによってよりきれいなグラフィックスを表現できるとも強調しておりいくつかのデモが行われました。
その他の発表
このタイミングで、Ryzen 3000シリーズでのSmart Access Memoryのサポートが発表されたほか、Radeon RX 6000モバイルシリーズの存在も明かされました。