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近鉄と福山通運、特急「アーバンライナー」を使った貨客混載事業を実施すると発表 〜 名阪間の当日配送に活用

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錦です。

近畿日本鉄道近鉄)と福山通運は、近鉄特急「アーバンライナー」を利用した貨客混載事業を実施することを発表しました。

この事業では、翌日配送が主流であり、当日配送にはトラックをチャーターするというのが主流であった名阪間の荷物輸送を、アーバンライナーの高速性を利用して当日配送に活用されます。

ターゲットとしているのは、工業製品・部品、商品(日用品・衣料品)等とのこと。トラックに比べてCO2排出量を削減される他、トラックのドライバー不足や道路市場に関わらない安定した輸送を行えるとしています。

近鉄は、新型コロナによって減少した旅客需要を補える他、福山通運は、既存のチャータートラック需要を取り込んだ新規顧客の獲得や、安定した輸送を行えるというメリットがあります。顧客も、名阪間の輸送をより安価に行えるというメリットを享受できます。

両社は、連携を強化することにより、新たな収益源を確保するとともに、SDGs が目指す持続可能な社会の実現に一層貢献するとしています。


アーバンライナーは、大阪市内のターミナル駅である大阪難波駅と、名古屋市内の中心駅である近鉄名古屋駅を結ぶ近鉄特急で、毎時30分に大阪難波駅近鉄名古屋駅を出発して約2時間半かけて名阪間を結びます。

今回の事業は、近鉄の停車タイプの特急である「乙特急」でのみ行われ、新型特急「ひのとり」が運行する速達タイプの特急「甲特急」では行われません。

ニュースリリース