錦です。
Intelは、同社初の5Gモジュール「Intel 5G Solution 5000」を発表しました。
Intel 5G Solution 5000
Intelは、同社の5GのほぼすべてをAppleに売却しているので、実際に5Gのテクノロジーを提供するのはMediaTekで、MediaTek製のモデムチップが使われます。Intelはソフトウェアの部分を担当し、そして、モジュール自体は中国・Fibocomが「FMM350-GL」としてOEM向けに提供します。
この製品は、5G NR/LTE/WCDMAに対応しており、フォームファクタはM.2、CPUとの接続はPCIe Gen 3となっています。対応するバンド幅はSub-6以下となっており、ミリ波には対応しないものの、下り最大4.7Gbps・上り最大1.6Gbpsとなっています。
SIMはeSIMが前提となっており、日本ではKDDI・NTTドコモ・ソフトバンクの大手3キャリアですでに動作確認が取れているとのこと。その他、北米・欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋地域・オーストラリアで動作確認が行われています。
対応するシステムは、Tiger Lake/Rocket Lakeのような第11世代Coreの他、後継となるAlder Lakeにも対応しており、年内に、Tiger LakeとIntel 5G Solutionが搭載されたシステムが、Acer/ASUS/HPなどから登場する予定です(先日発表されたTiger Lake-Sにも対応する模様)。