錦です。
AMDは「FidelityFX Super Resolution」(FSR)を正式にリリースしました。
FidelityFX Super Resolution
FSRは、AMDがオープンソースで提供している「FidelityFX」に新たに加わる技術で、NVIDIAのDLSSの対抗馬になる技術です。対応したゲームでは、アップスケーリングとFPSの向上が期待できます。
DLSSと違う点は専門のハードウェアアクセラレータが必要ないという点と、AMDのGPUに依存しないという2点です。NVIDIAの場合、DLSSを利用するのに第2世代以降のTensorコアが必要ですが、FSRには不要で、古いGPUにも対応するというもの特徴です。ハードウェアアクセラレータがなく、オープンソースなことからNVIDIA GPUでも利用可能だそうで、NVIDIAのGPUも同様に古いGPUにも対応します。
対応GPU
対応するのは、GCN 1.3以降とVega以降のAMD GPUとAPU、Pascal以降のNVIDIA GPUです。対応するGPUシリーズは以下のとおりです。
AMD GPU
- Radeon 6000シリーズ(RDNA 2)
- Radeon 6000Mシリーズ(RDNA 2)
- Radeon 5000シリーズ(RDNA)
- Radeon 5000Mシリーズ(RDNA)
- Radeon VII(Vega)
- Radeon RX Vega(Vega)
- Radeon 600シリーズ(GCN 1.3)
- Radeon RX 500シリーズ(GCN 1.3)
- Radeon RX 480/470/460(GCN 1.3)
AMD APU
- 全てのRyzen APU(Vega)
NVIDIA GPU
- GeForce GTX 10シリーズ(Pascal)
- GeForce GTX 16シリーズ(Turing)
- GeForce RTX 20シリーズ(Turing)
- GeForce RTX 30シリーズ(Ampere)