錦です。
MSIは、NVIDIAのマイニング用GPU「CMP 50X」を搭載したカード「MSI NVIDIA CMP 50HX MINER」を発表しました。
MSI NVIDIA CMP 50HX MINER
Crypt Mining Processor(CMP) HXシリーズは、NVIDIAがGeForceに向けられたマイニング需要を他のところに逃し、GeForceをゲーマーに届けるために作られたマイニング専用GPUです。GeForceでは既にLHR(Lite Hash Rate)というハードウェアレベルでのマイニング制限が導入されています。
では、今回のMSIのリリースによって明らかになった仕様をまとめます。
30HX | 40HX | 50HX | 90HX | |
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GPUコア | TU116-100 | TU106-100 | TU102-100 | GA102-100 |
イーサリアムハッシュレート | 26MH/s | 36MH/s | 45MH/s | 86MH/s |
最大クロック | 1785MHz | 1545MHz | ||
消費電力 | 125W | 185W | 250W | 320W |
電源ピン | 1x 8pin | 1x 8pin | 2x8pin | 2x8pin |
メモリ | 6GB GDDR6 |
8GB | 10GB GDDR6 |
10GB |
メモリ帯域幅 | 336GB/s | |||
メモリクロック | 14Gbps | 14Gbps | ||
メモリインターフェース | 192bit | 320bit | ||
コネクタ | PCIe 3.0x4 | PCIe 1.0x4 |
まず、使われているGPUコアはRTX 2080 Tiに利用されているTU102-300からコアを無効化したものになっている模様。MSIの発表ではCUDAコアが3584コアであることが明らかになったのでこれは間違いなさそうです。
イーサリアムハッシュレートはNVIDIAの発表通り45MH/sとなります。
各種ハッシュレートと比較すると、RTX 3080 Ti LHRよりもやや高めといったところです。
カードの仕様は、8ピン電源が2つ、消費電力が225W、カードの大きさが256×114×36mm、コネクタがPCIe 1.0 x4となっています。
価格などはまだ発表されていません。