錦です。
Microsoftのドキュメントによると、Windows 11のライフサイクルの情報がわかりました。
Windows 10のサポート体制
この話をする前に、先にWindows 10のサポート体制について少しお話しておくとわかりやすいかと思いますのでお話させていただきます(理解できている方は飛ばしてください)。
Windows 10では、年に2回配信される機能更新プログラムを通じてWindows 10のバージョンが上がります。このバージョンは「Windows 10の設定>システム>バージョン情報」から確認できます。
そして、このバージョンごとにサポート期間が決まっており、リリースから約18ヶ月後の第2火曜日(日本時間水曜日)にリリースされる月例アップデートをもってサポートが終了します。2015年のWindows 10リリース時点では、機能更新プログラムを適用し続けることで永久的にサポートが続くという話になっていました。今となっては幻の話となりましたが。
とりあえず、この記事で登場する2つのアップデートを簡潔にまとめると、
- 機能更新プログラム:適用するとサポート期間がリリースから18ヶ月後に伸びる
- 月例アップデート:サポート期間中の毎月第2火曜日に配信される小型アップデート
ということになります。Windows 10からWindows 11へのアップグレードはまた別で、今回はWindows 11の中でのアップデートのお話となります。
この記事はWindows 11のサポート体制についてとなっていますので、Windows 10の機能更新プログラムの話は割愛させていただき、次の記事で取り扱います。
nishikiout.hatenablog.comWindows 11のライフサイクル
Microsoftは、Windows 10から行っている、定期的に機能追加のアップデート(機構更新プログラム)の提供し、それを適用することでサポートを半永久的に提供するというライフサイクルをWindows 11でも継続します。ただし、機能更新プログラムの提供の間隔がWindows 10で行われていた春・秋の半年ごとから、年の後半だけの1回のみに変更され、一年ごとにライフサイクルが延長されるという用になっています。
また、それに伴い、Windows 10では18ヶ月ごとだった各更新プログラムは24ヶ月に変更されました。
24ヶ月という期間は、一般・消費者向けのHome・Pro・Workstation・Pro Educationでの話であり、企業・教育向けであるEnterpriseとEducationのエディションではこれが36ヶ月となります(プログラムのリリースタイミングは変わらずサポート期間だけが長いというわけです)。
月例アップデートのサイズは小さく
Windows 11でも月例アップデート(Bリリース)は毎月第2火曜日(日本時間水曜日)に他のMS製品のアップデートとともにリリースされます。また、従来と同様に、それらにはそれまでにリリースされたアップデートの変更点が全て含まれています。
ただし、月例アップデートのサイズがWindows 10時代から最大40%小さくなるそうです。
Windows 10
Windows 10については、Windows 11リリース後も少なくとも2025年10月14日までサポートが続きます。ただし、その機能更新プログラムが継続してリリースされるかなどの情報はまだ明らかになっていません。それらのことを含めて、次の記事(後編)でお話しようと思います。
後編はこちら
via Wccftech