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Zen 4 CPU「Raphael」は最大16コアになりTDPは170Wに ~ 構成上は最大24コアが可能だがそうにはならず

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錦です。

リーカーのExecutableFix氏とPatrick Schur氏は、Raphaelが16コアとなることを示唆するツイートをしています。

Zen 4の構成

Zen 3では8コアCPUのチップレットを2つで最大16コアとなっています。一方でZen 4では、チップレットごとの最大コア数は8コアで変わらないものの、チップレットが3つに増え最大24コアの構成を取ることができるようになっています。

しかし、今回の情報によると、Raphaelは2チップレット分の16コアになるみたいですね。

ソケットも変更

以前の情報からソケットがAM4からAM5に変わることがわかっており、パッケージサイズも変わることがわかっています。

GPU用?

Zen 3のAPUでは、2つのCPUチップレットのうち、片方のチップレットをGPUチップレットに置き換えてGPUを搭載していました。

また、Zen 4 CPUには小規模ながらRDNA 2ベースのGPUを搭載しています。

と考えると3つのチップレットのうち2つのチップレットにはCPU、もう一つのチップレットはGPUと考えるといいんじゃないんですかね。

TDP 170W

そして、TDP 170Wの話。

現行の5950Xが105W TDPになっているので大幅にTDPが跳ね上がることになります。まあ、どこぞのI社は8コア125Wって言ってるくらいだから驚くことではないような・・・。

実際、Intelの16コアCPU、i9-9960X(Skylake)は165W、最新のシリーズであるCascade Lakeには16コアモデルがないので14コアi9-10940Xと18コアのi9-10980XEも165Wなので、大して驚く必要はないのかと思います(実際これらのCPUよりかはRaphaelの方が性能いいだろうし)。

5nm

5nmについては、既出の情報ですので特記する必要はないかと思いますが。

Zen 2とZen 3は7nmを採用していました。Zen 3とZen 4の間にはZen 3+というのが合って、それは6nmでの製造です。

同じTSMCのファウンダリを使うAppleQualcommに比べると2年程度遅れての採用となりますが、そっちのほうがいいのかもしれませんね。

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