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Zen 3ベースの64コアのThreadripper「Ryzen Threadripper PRO 5995WX」のベンチマークが発見 ~ 12コアの5945WXも

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錦です。

Chagallこと、Zen 3ベースのスリッパ「Ryzen Threadripper」のベンチマークが見つかった事がわかりました。

ベンチ

発見されたベンチマークは、PugetBenchというもの。このベンチマークは、それほど定石なものではないので、比較する物がありませんが、このベンチ自体でいくつかわかったことがあります。

そもそも、このベンチマークは、3Dオブジェクトを写真から生成するソフトウェアで、事前に定義されたレンダリングシナリオに沿ってレンダリングする速度を提示するベンチマークです。つまり、3Dレンダリングベンチマークですね。

Ryzen TR PRO 5995WXとGeForce RTX 3080 Ti、64GB DDR4-3200の組み合わせで、Park Mapというモデルのレンダリング時間は8601.3秒、School Modelというモデルのレンダリング時間は2250.4秒、Rock Modelというモデルのモデルのレンダリング時間は156.6秒、School Mapというモデルのレンダリング時間は608秒となっています。

プラットフォーム

仕様によると、Sharkstoothと呼ばれるプラットフォームを用いているようです。これは、AMDのりファレンスプラットフォームに当たるそうで、少なくとも、ChagallのPROのプラットフォームに当たるらしい。

PRO

Ryzen ThreadripperのPROは、PROではないThreadripperよりもPCIeやメモリのサポートが強化されているモデルとなっていて、仕様も若干異なったモデルになっています。また、メインストリームのPRO同様にメモリのフル暗号化などの機能も含まれています。

5995WXと5945W

ちなみに、Ryzen Threadripper PRO 5995WXはこれ以外にも見つかっています。そっちは5945WXも一緒に見つかっています。

MilkyWay@homeというサイトで見つかったものです。CPUは「Family 25 Model 8 Stepping 2」となっています。

5995WXは前述の通り64コア128スレッド、5945WXは12コア24スレッドとなっています。と考えると、5955WXが16コア、5965WXが24コア、5975WXが32コア、5995WXが64コアということになるのでしょうか。48コアモデルがあれば5985WXになりますね。

Chgallこと、第4世代Ryzen Threadripperは年内リリースと言われています。

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