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Qualcommの次期フラグシップSoC「Snapdragon 898」が今月末(日本時間来月初頭)に登場する可能性が高い

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錦です。

Qualcommは現地時間今月30日(日本時間では12月1日)に開催されるSnapdragon Tech Summitを開催することを発表していますが、Wccftechがここでモバイル向けの次期フラグシップSoC「Snapdragon 898」を発表する可能性が高いと伝えています。

Tech Summit

このイベントでは毎年、同社のフラグシップSoCラインナップ「Snapdragon 8シリーズ」が発表されており、今年もそれに従い、来年春以降に登場することになるハイエンドスマートフォンに搭載されるSoCが登場することが予想されています。

今年はそれが「Snapdragon 898」になるとのことです。

Snapdragon 898

Snapdragon 898は、Samsung 4nmプロセスで製造されるであろう次期フラグシップSoCです。同社の製品でSamsung 4nmを採用するのは初めてではなく、5Gモデムである「Snapdragon X65/X62」がすでにこれを採用していまが、SoCとしての採用はこれが初めてです。表面上の数字だけ見ると、Appleは来年も引き続きTSMCの5nmを使うことになると見られるのでQualcommが先行している様に見えますし、実際、Snapdragonが先行して採用します。

SDM 898は、パフォーマンスが最大20%向上すると言われています。コア構成は、SDM888と変わらず、プライマリコア+高性能コア+高効率コアという構成になると見られています。それに加えてISPDSPの改善も期待されており、クロックを上げるタイミング、バッテリー寿命を節約するために、コアをアイドル状態に保つタイミングを判断するAIコプロセッサーを導入する可能性があります。

8cx

それに加えて、このイベントでは、Apple M1に対抗するようなSnapdragon 8cxの後継の登場も期待されていますが、こちらもSnapdragon 898に仕様を合わせて登場すると見られています。ただ、これ以上の詳しいことがわかりませんので、このあたりで止めておこうと思います。

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