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NVIDIA、「NVIDIA RTX A4500」を発表 〜 20GBメモリと7168基のCUDAを搭載したアッパーミドルのワークステーション向けGPU

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錦です。

NVIDIAは、ワークステーション向けのGPUNVIDIA RTX A4500」を発表しました。

RTX A4500

RTX A4500は、Ampereアーキテクチャに基づくワークステーション向けGPUとなっており、名前はなくなりましたがQuadroの流れをくむGPUです。

仕様は以下の通り。

A2000 A4000 A4500
新製品
A6000
仕様 GPUコア GA106 GA104 GA102 GA102
CUDAコア数 3328 6144 7168 10752
SM数 26 48 56 84
Tensorコア数 104 192 224 336
RTコア数 26 48 56 84
メモリ メモリ 12GB GDDR6
ECC
16GB GDDR6
ECC
20GB GDDR6
ECC
48GB GDDR6
ECC
メモリインターフェイス 192bit 256bit 320bit 384bit
メモリ帯域幅 288GB/s 448GB/s 640GB/s 768GB/s
NVLink帯域幅 112.5GB/s 112.5GB/s
TBP 70W 140W 200W 300W
コネクタ PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16
性能
     (TFLOPS)
単精度性能 8 19.2 23.7 38.7
RT性能 15.6 37.4 46.2 75.6
Tensor性能 63.9 153.4 189.2 309.7
体積 スロット幅 デュアル シングル デュアル デュアル
高さ(インチ) 2.7 4.4 4.4 4.4
長さ(インチ) 6.6 9.5 10.5 10.5
出力 ポート DP 1.4a x4 DP 1.4a x4 DP 1.4a x4 DP 1.4a x4
対応出力 4x 4K@120Hz 4x 4K@120Hz 4x 4K@120Hz 4x 4K@120Hz
4x 5K@60Hz 4x 5K@60Hz 4x 45K@60Hz 4x 5K@60Hz
2x 8K@60Hz 2x 8K@60Hz 2x 8K@60Hz 2x 8K@60Hz

CUDAコアが7,168となっており、これはGeForce RTX 3070 TiとRTX 3080の中間程度のコア数です。つまり、NVIDIA RTX Aシリーズの中でもアッパーミドル向けになると見られます。AmpereベースでRTコアとTensorコアも搭載しているため、リアルタイムレイトレーシングやDLSSなどのRTXの機能にも対応しています。

メモリの仕様がかなりよく、20GBのGDDR6メモリとなっています。GDDR6Xではないのですが、メモリインターフェイスは320bitとなっており、帯域も640GB/sと優れています。AmpereラインナップのGDDR6メモリを採用するGPUの中では最も帯域が広いです。

消費電力はTBP(トータルボードパワー)で200W。電源は8pin x1となっています。接続はPCIe 4.0 x16で、NV Link経由で2つのRTX A4500を接続できます。NVLinkの帯域は112.5GB/sとなっています。

サイズは、スロット幅が2スロットで、長さは10.5mmとなります。

出力はDisplay Port 1.4が4ポートとなっています。

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