錦です。
AMDは昨夜、3D V-Cacheを採用した「Ryzen 7 57800X3D」を正式発表しました。
Ryzen 7 58003DX
3D V-Cacheは、チップレットの上にキャッシュを重ねてL3キャッシュを増やすことができるという技術です。一層で64MB L3キャッシュを重ねることが出来、CPU内部のキャッシュと合わせてチップレットあたり96MBのL3キャッシュを搭載できます。
先に3D V-Cacheを採用しているEPYC「Milan-X」では8つのチップレットを搭載しているのでL3キャッシュが768MBという大規模なものを搭載しています。
Ryzen 7 5800X3Dは8コアでチップレットを1基しか使っていませんので、最大容量は96MBとなります。
仕様は以下の通り
ちなみに、数字上の仕様はRyzen 7 57800Xを下回っており、アンロックでもないためOCもできないようになっているようです。ただソケットはAM4のままです。
今後は展開されるのか
3D V-Cacheって割とコストがかかる複雑らしいんですよね。なので、今後ほかのRyzen、例えばRyzen 9 5950Xなどに広がるかどうかはわかりません。