錦です。
Dylan氏が複数のツイートで今年のAppleについてツイートしています。
Mac
Mac Pro
The Apple Silicon transition will end by Q4 of 2022. The Mac Pro will be the last device to be replaced. The Mac Pro’s processor will not be an extension of the M2. The processor of the Mac Pro will instead be a further extension of the M1 beyond the cores of the M1 Max.
— Dylan (@dylandkt) 2022年1月17日
まず、Mac Proですが、Apple Siliconの置き換えはこのMac Proの発売によって完了します。ツイートが伝える登場時期は今年第4四半期なので、これまでのハイエンドMacの登場時期を踏まえても12月頃になるようです。
Appleは2020年のWWDCでIntelからApple Siliconへの移行の期間を2年と宣言しており、2022年はその期限に当たります。なので、まだIntel CPUが採用されているiMac 27インチ、Mac miniも置き換わる予定となっています。Mac Proを持って完結とカカれているので、iMac 27インチやMac miniは夏頃登場するのでしょう(WWDCでしょうか)。
また、同氏はMac ProがM2のスケールアップではなくM1 Max以上にM1をスケールアップさせたものになるとしています。
Mac Proについては以前から40コアCPUと128コアGPUを内蔵するSoCが搭載されるとされていました。今回のリークとは関係ありませんが、もし40コアの内訳が32高性能コア+8高効率コアの場合、M1 Maxを4基にスケールアップするものになります。そうなった場合の構成予想を作ってみました。
この構成は、40コアCPUと128コアGPU、あと何コアになるかはわかりませんがNeural EngineなどからなるSoCが1つのチップで完結するわけがない(完結させるには相当リスクがいる)という考えのもと作成しています。そう考える根拠としては、チップレットが大きくなるとシステム的にかなり不利な部分が出てくるはずです。例えば歩留まりとか。なのでM1 Max相当のSoCが複数搭載されると予想しました。ただし、この方法を取る場合、それぞれのSoCをつなぐのは間違いなくPCIeなどのパラレルバスになるはずですので、SoC間の連携がややこしいことになります。SoCはそれだけでシステムが完結するので、もしこの予想が成立するのであればMac Proのなかで最大4つのシステムが並行して動作することになります。
別の考え方とすれば、この図で言うところの黄色いFabricが独立した上で2010年頃のMac Proに見られたマルチプロセッサ方式になる可能性もあります。こうすることで、例えばメモリがDIMMで挿入することも出来ますしMac Pro 2019の機能の一部を引き継ぐことも可能です。ただ、これはAppleが推しているユニファイドメモリを全否定することになりますので、おそらく可能性としては低めかなと。
こんな予想をしながらも、Appleが40コアCPUと128コアGPUを同梱するクソデカチップレットを採用する可能性を捨てきれないわけですが。
あと、現時点でeGPUをサポートしていないApple Siliconを搭載する次期Mac ProがPCIeレーンにアクセスできるようにはならないはずなのでAfterburnerやMPX Moduleも廃止に鳴るんじゃないでしょうか(個人的にはApple GPU搭載MPX Moduleとか期待してるんですけども)。
この話は別の記事で更に掘り下げたいと思います。
エントリMacBook
The currently available M1 MacBook Pro 13 will be replaced with a MacBook Pro 14 with an M2 chip in the 2H of 2022. It will receive a slight price increase over the previous generation. Alongside this release time frame, we will receive the redesigned M2 MacBook (Air).
— Dylan (@dylandkt) 2022年1月17日
ついで、MacBook。まず、現行のM1 MacBook Pro 13"はM2にアップグレードされたタイミングでMacBook Pro 14"の下位モデルに置き換わります。また、現行よりもやや価格が上がるとのこと。
MacBook AirもM2アップグレードのタイミングでデザインが刷新されます。これ以上の情報はありません。
これらのモデルは今年の下半期に登場する予定です。
MacBook ProとMacBook Airの差については現行世代ではTouchBarとファンくらいですが、なにかほかに差が生まれるのでしょうか。考えられるのはミニLEDですが、コスト的にちょっと考えにくいかなぁと。カメラアップグレードはMacBook Airにももたらされるという話もありますし、TouchBarは廃止の方向に動いていますので、今の所考えられる差がバッテリーと画面サイズとファンですかね。これで十分か・・・。
iPad
The iPad 10th Generation is coming out towards the end of this year with 5G, Bluetooth 5.0, Wi-Fi 6, A14 processor, 10.2 inch display, and the lightening connector. This will be the last model before a redesign is to take place in 2023.
— Dylan (@dylandkt) 2022年1月17日
iPadについては第10世代iPadが現行デザイン最後のモデルになるとのこと。現行デザインはiPad Pro 10.5インチを踏襲したものになっています。iPad 10ではApple A14 Bionicが採用され、5GとWi-Fi 6、Bluetooth 5.0に対応します。これとiPad Airの登場によってiPhone/iPadが全モデルで最新の通信規格に対応することになります。
無印iPadのフルモデルチェンジは2023年になるとのことです。これ以上の詳細は明かされていません。