錦です。
AMDは先程、プロ向けのRDNA 2 GPU「Radeon PRO W6400」と、モバイル向けの「Radeon PRO W6500M」「Radeon PRO W6300M」を正式発表しました。
Radeon PRO W6400
Radeon PROシリーズは、Radeonのクリエイター向けラインナップです。Radeon PRO W6400は、そのエントリ向けとなります。
W6400 | W6600 | W6800 | W6800X | W6900X | W6800X Duo | |
---|---|---|---|---|---|---|
CU数 | 12 | 28 | 60 | 60 | 80 | 120 |
SP数 | 768 | 1792 | 3840 | 3840 | 5120 | 7680 |
メモリ | 4GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
32GB GDDR6 |
32GB GDDR6 |
32GB GDDR6 |
64GB GDDR6 |
Infinity Cache | 16MB | 32MB | 128MB | 128MB | 128MB | 256MB |
メモリバス | 64bit | 128bit | 256bit | 256bit | 256bit | 256bit |
帯域幅 | 128GB/s | 224GB/s | 512GB/s | 512GB/s | 512GB/s | 512GB/s |
消費電力 | 130W | 250W | ||||
リリース状況 | 発表 | 発表 | 発表 | Mac用 | Mac用 | Mac用 |
PRO W6400は、12基のCompute Unitを搭載しており、W6600の半分未満となっています。この規模のため、補助電源が必要ないというのも特筆すべき点で、これはすなわちTBPが75W未満であるということになります。なお、W6400は消費電力が明かされていません。
GPU自体は、TSMC 6nmで製造されるということから、Radeon RX 6400やRX 6500 XTと同じGPU「Navi 24」を採用しているものと見られます。その他、RX 6500 XT同様PCIe 4.0 x4接続になっています。
性能については、単精度性能は3.5TFLOPSになっています。
Radeon W6500M/W6300M
Radeon PRO W6500MとRW6300Mはモバイルワークステーションのエントリ向けのGPUです。
W6500M | W6300M | |
---|---|---|
CU数 | 16 | 12 |
SP数 | 1024 | 768 |
FP32性能 | 5.3TFLOPS | 3.5TFLOPS |
メモリ | 4GB GDDR6 |
2GB GDDR6 |
Infinity Cache | 16MB | 8MB |
メモリバス | 64bit | 32bit |
帯域幅 | 128GB/s | 128GB/s |
消費電力 | 35~50W | 25W |
W6500Mは16基のCUから構成されており、ピーク時の単精度性能は5.3TFLOPSとなっています。こちらはおおよそRX 6500 XTから電力を落として、クロックも落としたものになっているのでしょう。
対してW6300MはRX 6400とW6400Mと似たような構成をとっていますが、メモリの仕様が半分になっていることですかね。