Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

GPUの価格は世界的に下落傾向!入手性も向上! 〜 暗号通貨の価値下落やPoSへの移行などが好影響・ただし日本では横ばいから上昇傾向に【2022/1/25】

f:id:doskokimeil127-dosd:20220105160946p:plain

錦です。

シリーズものです。3DCenter.orgがドイツの価格の価格の推移を示し、世界的なGPU価格の推移を伝えています。

Point

この記事はライトユーザー・ゲーマー・クリエイター向けの情報です。

日本でのGPU価格推移

ではまず、日本でのGPUの価格推移を見ていきます。

f:id:doskokimeil127-dosd:20220124233158p:plain
ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Twin Edge OC ZT-A30600H-10Mの価格推移グラフ 出典:価格.com

まず前提として、今回のグラフは10月頃からにしてあります。そのGPUも昨年5月〜夏頃にかけて発生した以上高騰よりもかなり安価になっていることをはじめにお知らせしておきます。

それを置いて、前回お伝えしたのが11月24日。そこから実は日本での価格は横ばい傾向にあるGPUが結構ありました。あるいは上昇傾向。これは、ちょっと想定外。日本ではマイニングの影響をあまり受けてないのかもしれません(後述)。

f:id:doskokimeil127-dosd:20220124233747p:plain
GeForce RTX 3060 GAMING X 12Gの価格推移グラフ(出典:価格.com

上記2つのグラフはどちらもRTX 3060です。価格はご覧の通り平均価格が上昇傾向にあります。ただし、水色線 最低価格は下がっていますので、これは何なんでしょうね。価格が上がってるのか下がってるのかかなり微妙なライン。価格は大体7万円〜8万円でのリストとなりました。

f:id:doskokimeil127-dosd:20220124234135p:plain
GALAKURO GAMING GG-RTX3060Ti-E8GB/DF/LHRの価格推移グラフ(出典:価格.com

そしてコチラはRTX 3060 Ti。玄人志向のカードです。価格は大体9万円台中盤で取引されている感じです。

日本での想定平均価格一覧

価格.comで検索かけてみた現在の価格です。最高の最低価格とは、検索結果の最高価格をとったものです(ただし、異常な数値は除いています)。

最低価格 最高の最低価格 想定取引平均
RTX 3060 67,980円 88,680円 78,330円
RTX 3060 Ti 88,000円 113,861円 100,931円
RTX 3070 108,000円 126,980円 117,490円
RTX 3070 Ti 110,000円 145,720円 127,860円
RTX 3080 10GB 145,000円 175,000円 160,000円
RTX 3080 12GB 168,000円 219,800円 193,900円
RTX 3080 Ti 180,000円 244,589円 212,295円
RTX 3090 280,000円 348,000円 314,000円
RX 6500 XT 33,000円 37,400円 35,200円
RX 6600 55,000円 59,400円 57,200円
RX 6600 XT 62,700円 118,250円 90,475円
RX 6700 XT 92,000円 124,850円 108,425円
RX 6800 137,500円 152,730円 145,115円
RX 6800 XT 144,800円 196,970円 170,885円
RX 6900 XT 172,800円 266,465円 219,633円

ヨーロッパ

では、世界的な価格(ドイツでの価格)をみます。一応これが世界基準っぽい感じになります(一応、ユーロ圏でにたような感じらしいし)。

f:id:doskokimeil127-dosd:20220125000851p:plain
出典:3DCenter.org

価格は横ばいからやや下がりつつあります。紫点線は、GPUの平均入手性を示しており、こちらも昨年9月からは徐々に上昇傾向にあります。

価格への影響

現在GPUを取り巻く状況について説明します。

まず、暗号通貨ですが、GPUマイニングがそもそもはかどらない可能性があり、マイニング用途におけるGPU需要が減少傾向にあるようです。その理由は、イーサリアム(ETH)が今年中頃にETH 2.0に完全に移行することにあります。ETHのマイニングではこれまでGPU性能によるマイニングによって報酬を受け取るProof of Works(PoW)という仕組みでしたが、ETH 2.0ではProof of Stake(PoS)という仕組みに完全に移行します。この仕組みはマシンパワーをPoWほど要求しない(ただし常時稼働を必要とするらしい)ため、GPUも必要ない=GPUの需要逼迫の一因が解消するということになります。

あと、こちらは価格への悪影響ですが、ファウンダリの製造価格の上昇などの要因によりGPUの定価自体が値上がり傾向にあります。これが悪影響になります。

今後の予測

今後のGPUの価格推移は横ばい〜下落傾向になると予測します。要因は以下の通り

  • ETHのPoS移行によりマイニング需要がある程度縮小する
  • マイニング需要がなくなったことにより質のいい中古部品が出回り始める(どこまで広がるかは不明)
  • あと暗号通貨の価格が今一気に下落している。アメリカの政策次第。
  • RTX 3050やRX 6500 XTの登場によってエントリ帯〜ミドル帯では選択肢が増加 = 特にRTX 3050はRTX 3060の欠損品を流用している可能性があり、そうしたGPUが出回り始めることを期待する
  • ただし、半導体の供給の安定はまだその兆候が見られないのでグンと下がることはまずありえない。
  • 定価自体の値上がりもありやや先は見通せない

関連リンク