錦です。
3DCenter.orgがヨーロッパでの最新のGPU価格推移を伝えています。
価格の下落止まらず
3DCenter.orgのこの比較は、ドイツのメジャーなパーツショップでの価格を参照しており、主にヨーロッパでの流通状態を知ることができる指標です。
同サイトは昨年1月から統計を取り続けていますが、今回の推移は非常に喜ばしい物となっています。
表は、縦軸がドイツの店頭価格を希望小売価格で割った価格。横軸が時期となっています。緑の実線はNVIDIA GPUの価格推移、赤の実線はAMD GPUの価格推移、青の点線が入手性、黄色の薄線がイーサリアム(ETH)の価格推移です。GPUの入手性において、実線2本と黄色線が低いと嬉しい、青点線が高いと嬉しいということになります。
見ていただくと分かる通り、入手性が昨年来最高となっています。その他、価格は暗号通貨の価格の高騰が始まる前の2021年1月程度の水準にまで下がりました。現在はアメリカ定価の1.5倍程度で購入することができます。ちなみに、アメリカ定価とドイツの定価自体に割と差がある(1.25倍程度)ので、実際に置き換えると、だいたい1.2倍程度になるはずです。
前回の記事でも取り上げたとおり、イーサリアムは今年夏までにGPUによるマイニングを要しない形になるETH 2.0になるとされていますので、今後、暗号通貨の価格が上昇することによるGPUの価格への影響は徐々になくなることにはなるでしょう。