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AMD、最大64コアでZen 3ベースの「Ryzen Threadripper PRO 5000」シリーズを正式発表!!

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錦です。

AMDはZen 3ベースのワークステーション向けCPUラインナップ「Ryzen Threadripper PRO 5000」シリーズを発表しました。

製品

製品ラインナップは以下のとおりです。

コア/スレッド ベース
クロック
ブースト
クロック
TDP L2 L3
5995WX 64C/128T 2.7GHz 4.5GHz 280W 32MB 256MB
5975WX 32C/64T 3.6GHz 4.5GHz 280W 16MB 128MB
5965WX 24C/48T 3.8GHz 4.5GHz 280W 12MB 128MB
5955WX 16C/32T 4.0GHz 4.5GHz 280W 8MB 64MB
5945WX 12C/24T 4.1GHz 4.5GHz 280W 6MB 64MB

コア数構成はRyzen Threadripper PRO 3000シリーズから24コアモデルが新たに追加されましたが、48コアモデルは今回も登場しませんでした。

今シリーズは、Ryzen 5000シリーズ同様、Zen 3アーキテクチャを採用しており、TSMC 7nm FinFetで製造されます。

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Cascade Lake世代の「Xeon Platinum 8280」(28C56T)のデュアルソケットとRyzen Threadripper PRO 5995WXの性能比較

まず、性能について、AMDの公称では競合するシングルソケットソリューションの2倍の性能、サーバー向けプロセッサをデュアルソケットで搭載したシステムよりも最大95%高い性能を実現するとしています。

電力効率も向上しており、コアあたりの消費電力を前世代から最大67%削減。競合のXeon W-3300に対して2倍の性能帯消費電力を実現するとしています。

また、機能としては、PCIe 4.0を128レーンサポートし、競合に対して圧倒的な拡張性を提供するとのこと。そのほか、DDR4-3200を8チャネル計16レーンでサポートしています。

ソケットはsWRX8を前世代から継続して採用します。

また、PROモデルのため、メモリのフル暗号化などのセキュリティ機能が実装されています。

製品

現状OEM向けのみとなっており、Lenovoから今シリーズ搭載モデルとして「ThinkStation P620」がアップデートされます。

P620では、Ryzen Threadripper PRO 5000と最大2台のNVIDIA RTX A6000 GPUが搭載されます。

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