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Linux 5.19でRaptor Lakeのサポートが追加される

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錦です。

Linux 5.19でRaptor Lakeのサポートが追加されることがわかりました。

Raptor Lake

Raptor Lakeは、第13世代Coreプロセッサに当たる製品ラインナップで、Alder Lakeからのマイナーアップデートとなります。Alder Lakeに引き続きIntel Hybrid Technologyを採用し、Pコアが「Raptor Cove」に強化され、Eコアには引き続き「Gracemont」が採用されます。

デスクトップ向けバリアントでは、Eコアが最大16コアに倍増され、最上位モデルでは24コア32スレッドとなることが既に発表されています。

Linuxの対応

Linuxは現在5.17.xが最新安定版で、5.18が今春リリース予定。5.19のリリースは今年の夏(7月)頃になると予測されます。このLinuxが5.19では、Raptor Lakeのサポートが追加されているそうです。

Raptor Lakeは、ドライバの観点から、Alder Lakeと同じように動作するとのことで、大きな変更点というのはなさそう。Raptor Lake-PのPCI IDは0xA720、0xA721、0xA7A0、0xA7A1、0xA7A8、0xA7A9が含まれています。

[Intel-gfx] [PATCH] drm/i915/rpl-p: Add PCI IDs

IHTLinuxの対応

現時点で、Intel Hybrid Technologyを公式にサポートしている著名なOSはWindows 10/11のみ、かつWindows 10は部分的なサポートにとどまっているので、完全に動作するのはWindows 11のみです。Linuxでは現在開発版がリリースされているLinux 5.18にIntel Thread Directorが追加されて対応します。

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