錦です。
AMDは、Chomebook向けのAPU「Ryzen 5000C」シリーズを発表しました。
Ryzen 5000C
Ryzen 5000Cシリーズは、Zen 3 CPUにVegaを載せた、Ryzen 5000U/H/Gシリーズ「Cezanne」の構成と同じものになっています。
コア/スレッド | ベースクロック | ブーストクロック | GPUコア | キャッシュ | TDP | |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 7 5835C | 8C/16T | 2.0GHz | 4.5GHz | 8 | 20BMB | 15W |
Ryzen 5 5625C | 6C/12T | 2.3GHz | 4.3GHz | 7 | 19MB | 15W |
Ryzen 3 5425C | 4C/8T | 2.7GHz | 4.1GHz | 6 | 10MB | 15W |
Ryzen 3 5125C | 2C/4T | 3.0GHz | 3 | 9MB | 15W |
発表されたのは4モデル。最下位の5125Cでも4スレッドで一般的なChromebook向けCPUと似たようなスペックとなっていますが、最上位は8コアのRyzen 7となっており非常に性能が高くなっていることがわかります。また、GPUコアも8コアで多いです。このことからわかるように、上位モデルはハイエンドChromebook向けのプロセッサであることがわかります。
またTDPは15Wで、薄型向けであることもわかります。
AMDは、1日持続するバッテリとx86コアによる性能の高さの両立をアピールしており、全世代と比較して67%高いレスポンスと、85%高いグラフィック性能としています。マルチタスクのパフォーマンス比較では、3700Cと5825Cで2倍以上高い性能を発揮するそうです。
Wi-Fi 6EやBluetooth 5.2といった最新のワイヤレス技術にも対応します。
搭載製品
搭載製品はHP Elite c645G2 Chromebook Enterpriseが6月に登場する他、Acer Chromebook Spin 514が今年後半登場するそうです。