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中国限定で20MBのL3キャッシュを搭載した「Core i5-12490F」の提供が正式に開始されたみたい

錦です。

PC Watchによると、中国のJD.comで「Core i5-12490F」の販売が開始した事がわかりました。

i5-12490F

i5-12490FはまだIntelからは正式に発表されてないSKUで、中国以外に展開がないと見られるSKUです。

スペックは6コア12スレッドでEコアはありません。ベースクロックは3.0GHzでブーストクロックが4.6GHzです。クロック自体はi5-12500と同じです。というかキャッシュ以外は12500と同じです。TDP/PL1に当たるProcessor Bace Powerは65W、PL2に当たるMax Turbo Powerは117Wで他の65W SKUと同じみたいです。

12500の特徴はL3キャッシュが20MBであるということです。12400や12500ではL3キャッシュは18MBですので、2MB多くなっています。

Alder Lake-Sには2種類のダイがあり、C0ステッピングとH0ステッピングがあります。C0ステッピングは物理的にEコアを搭載するもので、H0ステッピングは物理的にPコアしか搭載しないものです。基本的にEコアが有効になっている12600Kよりも上位のモデルにC0ステッピングが、それより下のモデルにはH0ステッピングが採用されています(12400/12400FはC0とH0が混ざっている)。

おそらくH0の最大L3キャッシュ容量は18MBなので、12490FはEコアが無効化されたC0ステッピングであると考えられます。12600KFの欠損品が回った可能性が高いですね。

価格は1399人民元で日本円に直すと2.7万円程度。一応日本への配送も可能らしいけど、普通に考えて国内で12600KFか12500買うほうが安くなりますね。

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