錦です。
Microsoftが先日「Surface Laptop Go 2」を発表しました。
G1からG7に!
今回の大きな変更点としてはプロセッサのアップデートです。最新世代となる第12世代Alder Lakeではないものの、第11世代Tiger Lake-UP3を搭載。前モデルが第10世代Ice Lake-Uだったので世代が進歩しました。
Ice LakeからTiger Lakeに強化されたことにより、CPU内部のアーキテクチャ自体も強化された他、クロックも向上。前世代に搭載されていた「Core i5-1035G1」が3.6GHzだった最大クロックが、今回採用された「Core i5-1135G7」で4.2GHzに。ブースト状態での性能は、Ice Lake-Uの最上位「i7-1068NG7」を上回るでしょう。
そしてもっと注目すべきは内蔵GPUです。内蔵GPUはG1からG7となりました。まず、GPUアーキテクチャがGen 11からXeアーキテクチャにアップデート。IntelのゲーミングGPUと同じアーキテクチャになりました。そして、実行ユニット(EU)数が格段に増加し、32コアだったものが80コアになりました。GPUクロックも最大1.3GHzに達することから、設定次第でApex などが快適に遊べるレベルのスペックになりました。
Surface Laptop Go 2 |
Surface Laptop Go |
|
---|---|---|
CPU | i5-1135G7 | i5-1035G1 |
CPU定格 | 可変 | 1.0GHz |
CPUブースト | 4.2GHz | 3.6GHz |
GPU EU | 80 | 32 |
GPU ブースト | 1.3GHz | 1.05GHz |
キャッシュ | 8MB | 6MB |
地雷構成
Surfaceくんは、割とお財布に優しい(?)ので、一番下の標準構成がかなり弱いです。前世代では、4GB RAMに64GB eMMCというなかなかなスペックになっていました。
しかし、今世代では64GB eMMCの選択肢がなくなり、標準で128GB NVMe SSDとなりました。高速です。
ただまだ4GB RAMが消えてるわけではなく。。。常用かつメモリを求めているユーザーは注意が必要です。
その他の変更点
今回2世代目となる本モデルですが、CPU以外の変更点は多くはありません。ただ、面白いものもあります。
まず、Bluetoothが5.0から5.1にアップデート。これは恩恵受ける人はそこまで多くはないかも。
そして、法人向けのモデルでは、個人が交換できるパーツ(CRU)と認定技術者が交換できるパーツ(FRU)が設定されています。
CRUには、ディスプレイアッシーやキーボード、ディスプレイコネクタ、ストレージなどが対象に、FRUにはバッテリーが対象になっています。これによって、企業は企業の担当者が簡単に修理できるようになり、Surfaceが使えない時間を削減することができます。
価格
価格は96,580円から。標準構成は4GB RAM・128GB SSD・プラチナとなっています。
その他、8GB RAM・128GB SSDモデルが109,780円、8GB・256GB SSDモデルが122,980円となっています。