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第13世代「Core i5-13600」以下は「Alder Lake」と同じダイとなり「Alder Lake Refresh」のようなものに 〜 KモデルやZ790の仕様やラインナップも明らかに

錦です。

Intelが今月下旬に発表すると見られる第13世代「Raptor Lake」ですが、そのダイについてIntelの公式スライドから情報が明らかになりました。

Raptor Lakeのダイ

Raptor Lakeでは3つのダイでラインナップが構成されることが情報として出回っています。そのダイとは、「B0」「C0」「H0」です。ただ、注意したいのが、B-0のみRaptor Lakeで新たに追加されたダイで、C0とH0はAlder Lakeのものになります。

Raptor Lakeの大きな変更点としては、L2キャッシュの増量、Eコアの増加が挙げられます。特にキャッシュが増量されたマイクロアーキテクチャがRaptor Coveと呼ばれているようです(ただし他の部分はGolden Coveと同じ)。つまり、Raptor Coveを採用するダイというのはB0のみということになります。

それぞれのダイの違いは以下の表を見ていただければわかりやすいと思います。

P E iGPU
B0 8 16 32
C0 8 8 32
H0 6 0 32

C0はAlder Lakeの最上位「Core i9-12900K」でも採用されるようなダイでAlder Lakeとしてはハイエンドダイとなっています。一方で、Raptor Lakeで拡張されたのがB0となります。H0はEコアを搭載しないSKU向けのダイであり、そもそもEコアが物理的にありません。

リークされたスライド(出典:igor's LAB

Raptor Lakeのラインナップでは、Core i9が8P16E、Core i7が8P8E、Core i5が最大6P8Eと言われています。igor's LABに掲載されたこのスライドでは、左端の列にコアやキャッシュを含めた性能について書かれています。今回の内容で必要な部分だけを引用し和訳すると

一つ目の部分について着目すると、これは単純にCore i5以上のプロセッサでL3キャッシュが増加する=コアが増えると考えて良いでしょう。ただし、Core i5-12600と比較してi5-13600(仮称)が増加するとなればH0ではなくC0以上のダイになることは間違いないです。また、Pコアの数がCore i5-13600Kを上回るとは考えにくいので、おそらくこれはCore i5以上のすべてのプロセッサでEコアが有効になるという解釈でいいでしょう。

2つ目は、L2キャッシュがCore i5K(i5-13600K)以上で増加するというものですが、これは単純にL2キャッシュが増えるというRaptor Lakeの特徴なので、Core i5-13600KはB0になるということです。逆を考えれば、Core i5-13600K未満のモデル、おそらくこれは「i5-13600」以下のモデルではB0ではなくC0またはH0が採用されるということを意味します。

となれば、Core i5-13600K以上はれっきとした「Raptor Lake」ですが、それ未満のモデルはいわば「Alder Lake Refresh」のようなものになるということになりますね。

まとめると、

ということになりますね。

ラインナップ

で、おそらくこれは今月登場する分の仕様が明らかになりました。

出典:igor's LAB

これを表に起こしましょう。

i9-13900K i9-13900KF i7-13700K i7-13700KF i5-13600K i5-13600KF
Pコア 8 8 8 8 6 6
Eコア 16 16 8 8 8 8
コア/スレッド 24C/32T 24C/32T 16C/24T 16C/24T 14C/20T 14C/20T
Pコア
ベース
3.0GHz 3.0GHz 3.4GHz 3.4GHz 3.5GHz 3.5GHz
Pコア
TB2
5.4GHz 5.4GHz 5.3GHz 5.3GHz 5.1GHz 5.1GHz
Pコア
TBMT 3.0
5.7GHz 5.7GHz 5.4GHz 5.4GHz
Pコア
TVBT
5.8GHz 5.8GHz
Eコア
ベース
2.2GHz 2.2GHz 2.5GHz 2.5GHz 2.6GHz 2.6GHz
Eコア
ブースト
4.3GHz 4.3GHz 4.2GHz 4.2GHz 3.9GHz 3.9GHz
L3キャッシュ計 36MB 36MB 30MB 30MB 24MB 24MB
L2キャッシュ計 32MB 32MB 24MB 24MB 20MB 20MB
iGPU UHD 770 UHD 770 UHD 770
PBP 125W 125W 125W 125W 125W 125W
MTP 253W 253W 253W 253W 181W 181W

* TB2:Turbo Boost 2.0 * TBMT 3.0:Turbo Boost Max 3.0 Technology * TVBT:Thermal Velocity Boost

しれっと、Intelも5.8GHzと高クロックになっていますね。

Raptor Lakeでは、Core i9でThermal Velocity Boostに、Core i7/i9でTurbo Boost Max 3.0 Technologyに対応しています。でも、前のやつとクロックの上昇幅が違うな、、3.0が300MHzも上昇している・・・。

あと、Eコアのブーストが地味に4GHz台に乗っているのはちょっと驚きですね。

PBP(旧TDP/Pl1)はすべて125W、MTP(旧PL2)はi9/i7が253W、i5が181Wとなっています。MTPはi9で若干増えましたね。

Z790チップセット

Z790チップセットの機能

Intel Z790チップセットの詳細がこちらの一覧となっています。

CPUから伸びるPCIeのレーン数は20で、内16レーンがPCIe 5.0、4レーンがPCIe 4.となっています。組み合わせとして、Gen 5x16 + Gen 4 x4、Gen 5 x8 + Gen 5 x8 + Gen 4 x4がサポートされています。

チップセットからのPCI Expressのレーン数の総数は28でPCIe 4.0が20レーン、PCIe 3.0が8レーンとなっています。チップセットから伸びるPCIe x16レーンがPCIe 4.0になるボードも多いでしょうね。

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