錦です。
Appleは先程、新型「iPad」(第10世代)を正式に発表しました。
iPad
今回の大きな変更点は本体の筐体です。
ディスプレイサイズがiPad Airと共通になり、またiPadシリーズで唯一残っていたホームボタンが全廃となりiPad Pro 2018以降に採用されていたデザインに統一されました。外見はiPad Airそのものです。また、Lightningも廃止され、iPadからLightningが消えました。USB-Cが搭載されています。
では詳しく見ていきましょう。
プロセッサ
プロセッサはApple A14 Bionicとなりました。
Apple A14 Bionicは6コア CPUと4コアGPUを搭載したSoCで、iPhone 12シリーズやiPad Air 第4世代と共通のSoCとなっています。
ディスプレイ
ディスプレイは、10.9インチのLiquid Retinaディスプレイとなりました。
解像度(2,360 x 1,640)や最大輝度(500ニト/HDR非対応)はiPad Airと共通するものの、色域がP3ではなくsRGBにとどまるほか、フルラミネーションディスプレイではない、反射防止コーティングが施されていないといった違いがあります。
拡張性
拡張性はだいぶ改善されました。もちろんこれは、USB-Cにポートが変わった事によるものです。USB-Cについてはどのリビジョンなのかはわかりませんが、iPad Air第4世代と共通なのであれば、USB 3.2 Gen 1(5Gbps)だと思います。
なお、Smart ConnectのいちがどうやらiPad ProやiPad Airと異なっており、側面部分にあります。そのため、iPad Pro 11インチやiPad Air向けのSmart Connectを使用するアクセサリと一切互換性がないことに注意してください。なお、筐体が変わっているため、iPad第9世代までとiPad Pro 10.5インチなどで使えていたアクセサリとも互換性がありません。
ワイヤレス
iPad無印モデルでは初めて5Gに対応しました。ミリ波には対応せず、Sub-6のみです。
Wi-FiもWi-Fi 6に対応することになりました。最大1.2Gbpsの速度となっています。
Apple Pencil
Apple Pencilはこの筐体ならApple Pencil第2世代に対応すると思いきや・・・。まさかの第1世代続投でございます。
ただし、Apple Pencil第1世代はLightningですので、専用のアダプタ(LightningメスとUSB-Cメスが搭載されたもの)を利用する必要があります。Apple Pencil第1世代には新たにこのアダプタが同梱されることになりました。単体でも販売が始まっており、1,380円で購入できます。ただ、このアダプタの発売によって、iPadからしっぽが生える充電方式ではなくなり、USB-C充電器から充電できるようになりました。
(そこまでやるなら第2世代にしろやぁああああ)
セキュリティ
セキュリティは、トップボタン内蔵TouchIDとなりました。
カメラ
カメラはアウト・インともに変更点があります。
まず、アウトカメラは8MPから12MPにパワーアップ。これにより4K撮影が可能になりました。また、カメラが出っ張り型になったため、F値はF1,8になりました。
フロントカメラは、iPadシリーズ出始めて横置きとなりました。つまり、iPadを縦に持ったとき、右辺にカメラが搭載されています。これによって横向きにカメラを利用したときに真正面にカメラが存在することになります。
発売と価格
10月26日発売で、価格は68,800円〜となります。カラバリはシルバー・ピンク・ブルー・イエローとなっています。
高めな値段設定からわかるかもしれませんが、引き続き第9世代も販売が継続されます。