錦です。
先月発売された「Ryzen 5 7600X」ですが、一部の個体でシングルチップレットではなく、デュアルCCD構造になっていることがわかりました。
Ryzen 5 7600X
Ryzen 5 7600Xは、6コア12スレッド構成となっており、Zen 4 CCDは1チップレットあたり8コア搭載しているのでデュアルCCD構成にする必要はなく、そもそもパッケージに2つ目のCCDが実装されていないはずです。ですが、der8auer EN氏がRyzen 5 7600Xの殻割りを行ったところ、あるはずのない2つ目のCCDが実装されていたそう。
まあAMDのことなんでたまにそういうことしますよね。
なお、2つのCCDが搭載されていたとしても、コアが有効にされているのはどちらか片方だけで、もう片方は無効にされています。なので、デュアルCCDだからといって、性能や耐性が向上するというわけではなさそう。
おそらくRyzen 9の製造において、片方のCCDが破損しているコアをRyzen 5に回したというのが正解なようです。もしそうであるとすれば、同じく1つのCCDからなるRyzen 7 7700XにもデュアルCCDの個体があるのでしょうか。気になりますね。