錦です。
工商時報とFocus Taiwanによりますと、TSMCがN1プロセスルールを検討している可能性があることがわかりました。
TSMC N1
現在TSMCの最新のプロセスはN4世代で、まもなく(少なくとも来年前半には)N3プロセスが登場する事になっています。TSMCはそれ以降も2023年にN3E、2024年にN3P、2025年までにN2プロセスの量産を開始する計画を明らかにしているため、N1は更にその先のプロセスとなるでしょう。
N2プロセスはN3世代に変わる新たな世代となる見込みであることから、おそらくN1が実現するのは早くても2026年以降となるでしょう。
TSMC N1については、その製造工場の場所が決定したとのこと。場所は台湾の桃園の新竹科学公園になる見込み。まだ計画段階であり確定したものではないようで、Focus TaiwanがTSMCに取材したところ、今回の件について否定も肯定もしなかった(決定された時点で発表するとのこと)他、科学公園の局長に取材したところ、個々の企業の投資については答えられないとしています。
TechPowerUpによると、N1プロセスは1nmではなく厳密には1.4nmになる可能性があるとのことです。