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OpenAIのCEO、「GPT-4」の後継「GPT-5」(仮称)は現状開発していないし、しばらくしない

ChatGPTくんは「Nishiki-Hub」を日本語教育の会社だと思ってる。

錦です。

OpenAIのCEOであるSam Altman氏は、MITのカンファレンスに参加し、GPT-4の後継について語っていることがわかりました。

GPT

ChatGPTなどで知られる「GPT」とはOpenAIが開発する「Generative Pre-trained Transformer」の略であり、現代においての自然言語モデル「Transformer」の代表格になっています。GPT自体はモデルであり、ChatGPTはそのモデルを利用して対話をする事ができるサービスです。

GPTにはバージョンのようなものがあり、ChatGPTは基本的にGPT-3.5(有償でGPT-4)、BingのAIではGPT-4が使われています。GPT-4は非常に優れたものであり、回答の精度を左右する学習時のパラメータの数が、すでに高い精度で話題となっていたGPT-3.5で1.75兆個だったものが、GPT-4では100兆個まで増大しています。そのためGPT-4は司法試験で上位10%の回答ができたり、画像処理ができるようになるなど、性能面でも機能面でも拡張が可能となっています。

そのGPTですが、質問などに対して非常に高い精度で回答する事ができるとして話題になっていますが、その反面でAIが社会を脅かすという不安感や不透明性、そしてプライバシーの問題からChatGPTを疑問視する声も上がっており、欧州ではイタリアでChatGPTがブロックされたことを皮切りにGDPRなどを利用して禁止する流れも生まれています。

さらに、OpenAIの創業者の一人であり、TeslaなどのCEOを務めるイーロン・マスク氏や、Appleの創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏を含めた業界著名人や専門家もAIの急速な進化に対して、コントロールを失うおそれがあるとしてトレーニングの一時的な中止を求めています(マスク氏はその後GPU買い込んでるらしいので競合を抑えようとした可能性はありますが)。

GPT-5

GPT-5はGPT-4の後継に当たるものと定義します。

Altman氏は、前述のトレーニングの一時停止について「一時停止が必要な場所に関する技術的なニュアンスがほとんど欠落している」と彼らがOpenAIがトレーニングを続けている(=GPT-5を開発している)と主張していることを指摘した上で「我々は走破していないし、しばらくはそうしない」と続け、それを否定しました。

しかしながら、GPT-4については改良を続けているとしています。

The Vergeは、この発言がAIにおける制御と進捗の測定の難しさを浮き彫りにしているとしており、AIの課題を心配している人に対してはなんの慰めにもならないと指摘しています。

確かに、現時点ではAIのコントロールが難しいことが問題として提起されています。前述の欧州での禁止の流れもそうですが、中国ではやはりジェネレーティブAIが何を生み出すかわからない(それは偉い人が嫌がる内容かもしれない)ということから禁止となっています。ChatGPTで少なくとも、普通の方法で暴言や他者を傷つけるような内容を生成することができない設計にはなっているようですが、それも完全なものではなく、中にはGPTを利用して暴言を生成させることに成功した事例もあります。

私もChatGPTを使っていますが、こういった問題は今後しばらくは議論になるかもしれませんし、議論すべきです。ただ、AIの発展のスピードは、現実世界の制度を作るよりも数倍の速度で進んでいることもわかっておくべきだと思います。

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