錦です。
新大阪駅といえば、東海道新幹線・山陽新幹線が乗り入れる大阪の玄関口の一つです。関西での大きなターミナル駅の一つであり、日本の大動脈の中核の一つでもあります。
現在の新大阪駅
現在の新大阪駅は、東海道新幹線・山陽新幹線で福岡・東京・名古屋方面への新幹線の他、在来線としてJR京都線(東海道本線)とJRおおさか東線が乗り入れています。快速・新快速含めた全列車が停車します。
在来線でも、大阪・神戸・岡山・北陸・名古屋・京都など、中国・関西の各都市にアクセス可能です。
JR以外としては、大阪メトロ 御堂筋線が通っており、梅田・本町・心斎橋・なんば・天王寺といった大阪の各市街地にもかんたんにアクセスできます。
新大阪駅を取り巻くいろいろな計画
新大阪駅には、いろいろな計画があります。新幹線と私鉄。
北陸新幹線
北陸新幹線は、東京より長野や金沢を経由して大阪に至る新幹線であり、現在は東京-金沢間が開通・営業されています。2022年度には、金沢-敦賀間が開通する予定です。
その後、福井県小浜市・京都府京田辺市 JR片町線(学研都市線)の松井山手駅付近を経由し、新大阪駅に至るルートを通ると決定しました。
この開通が2045年だとかそれくらいです。
リニア中央新幹線
そして、北陸新幹線同様 大阪-東京間の運行では新たにリニア中央新幹線もあります。
2027年に品川-名古屋間が開通し、名古屋-新大阪間は最短2037年に開通する予定です。
名古屋-新大阪間のルートは正式に決まっていませんが、ルート案としては、事業主体のJR東海は「奈良、生駒、大和郡山、天理の各市と周辺市町とを含む範囲」と、奈良県を経由する案が大きく期待されています。奈良県を通る場合、三重県を通るルートが期待されます。
その一方、京都府は、JR京都駅を通るルートを支持しており、京都府を通るルートなら経由地点になることが期待される滋賀県はこの案を支持しています。
阪急新大阪連絡線
そして、私鉄の阪急も新大阪に乗り入れようとしているようです。阪急は、今年事業許可が降りたJRと南海のなにわ筋線計画に参画を表明しています。
ルートとしては、北梅田駅(なにわ筋線)から十三を経由して新大阪に至るルートです。これが成立すると梅田や本町を経由して阪急が南海・JRに乗り入れて関西空港に至るルートが新設できます。
しかし、この計画には懐疑的なこともあり、阪急ながら軌間が京都線などと異なり、なにわ筋線は1,067mmの狭軌ですが、阪急の路線は1,435mmの標準軌のため、阪急の他の線路に乗り入れることができないため、阪急にメリットが有るのかという意見があります。どうなんでしょうね。
成立すると
これらがすべて成立し、開業するのは早くて2040年以降ですが、すべて開通すると、西の東京駅になり、あらたなターミナルへと進化すると見られます。