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第3世代Ryzen Threadripperのダイ構成が明らかに

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錦です。

海外の著名オーバークロッカー der8auer氏がRyzen Threadripperの3970Xと3960Xの殻割りを行い、そこからダイの構成が明らかになりました。

ダイ

Zen 2アーキテクチャでは、ダイ1つに対し最大8コア搭載することができ、Threadripperにはそれを最大8ダイパッケージすることができるため、Ryzen Threadripper 3990Xの64コアが最大のコア数になります。

今回殻割りされた3970Xと3960Xは、それぞれ32コアと24コアです。

それぞれのダイ攻勢が、4つのダイと、1つのI/Oダイになっています。先述の通り、Zen 2のThreadripperでは最大8つのダイを搭載できるため、無駄がない配置となっています。これまで、Threadripperは、ダミーのダイが搭載されていましたが、そういった無駄なダイが存在しないものになっています。

ヒートスプレッダをつけづにダイをむき出しにした状態での冷却性能ですが、全コア4.3GHz、電圧1.392VでCinebench R20を回したときに、86°Cであったと述べています。

同氏によると、IHSがCPUダイの高さを調節する役割を担っているため、無理に剥いでしまうと、恒久的なダメージを与えてしまうとのことで、この高さ調整に難有りとしていますが、IHSとCPUダイの間に使われる半田の素材が優秀なようで、一般向けに使うには殻割りするのはやめておいたほうがいいとのこと(というか、Ryzen Threadripperの殻割りなんて普通怖くてできないと思う)。

CoreXよりも優れている点は、はんだ付けが採用されている点もありますね・・・。冷えそう。