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Tiger Lakeのクロックは4.3GHzに Ice Lakeの上限上回る

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錦です。

現在、唯一Intelの10nmで製造されているプロセッサはIce Lakeのみですが、その後継Tiger Lakeについての情報がリークされました。

Intelは2020年にリリースが予定さているTiger Lakeについて順調であるとしており、おそらく予定通り2020年内に発売されるものと見られます。

Tiger Lake

今回リークされたのは、Tiger Lake-Uの製品のベンチマークです。

Ice Lakeが10nm+プロセスルールであるのに対して、Tiger Lakeは10nm++です*1。10nm++では、クロックの上限4.1GHzが緩和されるものと見られており、その裏付けとして、このベンチマークから、シングルコアがブースト時 4.3GHz駆動になっています。全コアでは、Ice Lakeでは3.5GHzだったのが500MHz向上し4.0GHzになっています。このプロセッサはTiger Lake-UでもTDP 28Wのもので、15Wについては触れられていません。

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Core i7-1065G7(Ice Lake(15W)・青)を1として、Tiger Lake-Uの15W(赤)、28W(緑)と比較したもの

スコアでは、Tiger Lake-U 15W時にSPEC SPEEDで15~18%、SPEC rateで22~32%上回っています。

Tiger Lake-Uでは、新しいWillow Coveコアが採用されており、スコアの上昇はクロックの上昇とアーキテクチャの改良であるものと見られます。

その他、Tiger Lakeには新しいXeグラフィックエンジン(Gen12のiGPU)が搭載され、GPU性能も大幅に向上するものと見られます。

WCCF Tech

*1:オリジナル10nmはCannon Lake-Uのi3-8121Uだけ