錦です。
AMDのCEO Lisa Su氏は、2019年の決算報告にて、第2世代RDNAを採用した製品を2020年に投入することを明らかにしました。
現在、Radeon RX 5000シリーズとしてラインナップされているAMDの主力GPUは、RDNAアーキテクチャに基づき開発されています。RDNAは、TSMC 7nmプロセスルールで製造されており、Ryzen同様 微細化による恩恵を大いに受けたシリーズでもあります。
Su氏によると、2020年は次世代RDNAアーキテクチャに基づく製品が2020年のラインナップを担うとのことです。これが、RX 5800やRX 5900、RX 5950に当たるのかは不明です。ただ、Navi 10を上回るコアが第2世代RDNAになる可能性は大いにありそうです。
第2世代RDNAは、TSMC 7nm+プロセスで製造されます。これによりトランジスタの増加・周波数の向上が見込まれます。また、NVIDIAのリアルタイムレイトレーシングに対抗する、VRSやRay Tracingの機能についても搭載が期待されています。現時点で、NVIDIAにはコスパ面・製造技術面では優位を保っており、ミドルレンジ帯・コスパ重視のBTOなどではAMD GPUを以前よりよく見かけるようになった気がします。
同氏はCESにて、Big Naviについて言及しており、これが第2世代RDNAになるのではないかと思われます。